56話 ページ11
翌朝
ハウスの皆で朝イチから
洗濯をしている中レイ達と話し合い
少しの時間でも貴重だからね！
レ「おい、今朝のアレ見たか？
シスターが物置の床をガン見して
たぜ？」
『それ私も見たわ
凄い体制で床を見てた』
朝からあんな光景を
見さされるなんて…最悪だわ(=_=)
ノ「標的を探す一連の行動…
ママの制御に反している
やっぱりシスターはママとは
別に動いている」
ここでママと
一枚岩でない事を喜ぶか…
鬱陶しいと嘆くべきか…
『…て言っても足跡は何の確証にも
ならないから問題はないよね』
ノ「うん、スリッパのサイズ
なんて年長者は誰も同じだし
時間が無いなりに何を探したか
分からない程度には歩き回って
おいたもの」
レ「足跡が駄目なら
次また別の何かで来るぞ
問題はシスターがなぜ独自に
標的を見つけたいのか…目的如何に
よっては鬱陶しいでは片付けない」
レイの言う通りだ
シスターの行動によっては
私達の命が短くなる可能性もある…
まぁ…その前に
手を打って置かないといけないし
内通者を割り出さないといけないわね
でも…
『なんで内通者は内通するのかしら？』
レ「そりゃそうするメリットが
あるからじゃね？例えば
出荷を逃れて大人になれるとか…」
ノ「命の保証か…」
もしそうなら
家族の命を奪ってまで自分だけが
生き残りたいと思う子がいるって事か
その子に対して怒りは少し湧くけど
この環境がそうしたんだから
仕方ないとしか言いようが無いわ…
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作者名：アスカ | 作成日時：2019年5月12日 21時
