指導．7 ページ8
．
．
「逢坂、ちょっと来て」
六時限目も終わり、鞄に荷物をまとめ、
帰る気満々だった瞬間。
……月島先生のお呼び出しがかかった。
月島先生のことだし、どうせパシリか何かだろう。
スクールバッグを片手に、仁王立ちで教卓の前に立ち構えている月島先生の元へ向かう。
「あ、あの……？」
向かったのはいいものの、月島先生はじっとこちらを睨むばかりだ。
…なにか、悪いことをしただろうか。
放課後の教室に残る生徒が部活などに行ってしまい、ついには二人きりになってしまった。
けれど先生はまるで、このタイミングを狙っていたかの様に、
突然私の腕を力強く掴み、こう言った。
「今から生徒指導室だから。」
…だから何なのか。
言葉足らずな月島先生としては、大人しくついてこいという意味なのだろうが、
どうして私が生徒指導室に行かなければいけないのか。
心当たりがあるとしたら、この間の校則違反くらいだけど……
「な、なんでですか…？ 厳重注意って事で収まったんじゃないんですか……！？」
少なくとも、一昨日はそう言っていた。
「知らないよ…理事長の指示なんだから、どうすることも出来ないよ」
反抗的な私の態度にイラついたのか、月島先生は酷く乱暴に言葉を吐き捨てた。
「い、た……ッ」
腕に込められている力がだんだんと強くなってきている。
ぐいぐいと引きずられる様な形で、廊下を進んでいく。
いつも賑やかなこの場所に、人ひとりもいない姿は、不気味としか言いようがなかった。
そんな廊下の一番端、光も当たらずに使われているのかも不明な教室のドアノブを、
月島先生は私の腕を掴んでいない方の手で捻る。
プレートには生徒指導室と書かれていた。
「ほら、入りなよ」
腕にかけられていた強い力が離れ、代わりにどん、と背中を押される。
その勢いで、室内に入ることになってしまった。
ピンと張りつめた緊張感の中。
そこにはあの時と同じ、
四人の先生が勢揃いしていた。
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最近私の扱いがひどいんだよ(時雨) - 続編おめでとうございます！岡山は山しかなくて面白くないです(´∩ω∩｀)大都会岡山とか嘘だ！とらのあながないと大都会とは言わない！？…メイド喫茶とかもいいなーとか思ってません。 (2015年2月25日 23時) (
レス) id: a0c5099590 (このIDを非表示/違反報告)
諭吉(プロフ) - *桃の缶詰*さん» そうですよ、山登りだって楽しいじゃないですか！ あんまりしないけど！ お山に感謝です！！ ありがとうございます！！ 続編の方もがんばりますよッ！！ 続編もコメントありがとうございました…！！ (2015年2月25日 20時) (レス) id: 270375a570 (このIDを非表示/違反報告)
*桃の缶詰*(プロフ) - 諭吉さん» ですよね、山がないと水とかできませんからね!!← そう、お山は大事なのですよ((( そして続編おめでとうございます！！！返事が遅れてしまいましたが、これからもずっと楽しみにしますね！！！では、今から続編の方へいきます(笑) (2015年2月25日 0時) (レス) id: 8af6259ff0 (このIDを非表示/違反報告)
諭吉(プロフ) - 舞姫さん» おじいちゃん……！！ 羨ましいです、私の場合はおじいちゃん家はすぐそばなので……（笑） (2015年2月23日 20時) (レス) id: 270375a570 (このIDを非表示/違反報告)
舞姫 - 私が住んでる区は田舎っぽいです… でもおじいちゃん家は名駅の近く なのでおじいちゃん家に行くときは メイトに寄ります… (2015年2月22日 20時) (レス) id: 4ef47ac269 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：諭吉 | 作成日時：2015年1月31日 21時
