指導．3 ページ4
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その宣言通りか、慣れた手付きで私のワイシャツのボタンを外し始める。
「ちょ…っやめて下さい…！」
「いいじゃん、
つかお前昨日校則違反してたし、これが指導ってことで。」
ニヤニヤとした笑みを浮かべながら、黒尾先生はそんなことを口にする。
…こんなに近付いて分かったのだが、
キツい香水の匂いの元は、黒尾先生だ。
そんなに覚えている訳ではないのだが、きっとこの匂いは保健医のモノだろう。
「…手、邪魔。退けろよ」
性別や体格的にも、力技でどうにか出来る相手ではないのは当たり前。
だからせめて、ちょっとの抵抗。
口元に手を置いてみた。
案の定、黒尾先生は眉間に皺を寄せて、今にでも唾を吐きそうな様子だ。
…偉そうな事を言ったが、ファーストキスがタバコ味、なんてのは何がなんでも避けたい……
「…いーよ、お前がそのつもりなら」
そんな行動は幸か不幸か。
「……い、ッ…」
喉に噛みつくようなキスを浴びせられた。
それは噛みつく、というよりはもう食いちぎられたと例えられるような痛みが身体全体に走った。
止まりそうもない激痛に手を当て、必死に堪えながら、黒尾先生をキッと睨む。
私とは違い、満足気な表情をしている。
黒尾先生が何かを言いかけ、口を開いたその瞬間。
勢いよくガラッと保健室の扉が開かれた。
「あ、黒尾！
絆創膏ってどこあるか分かる？」
静かな教室に響く、明るい元気な声。
ナイス、木兎先生……！
「は？ そこらへんにあるだろ」
面倒くさそうに言いながら、ベッドから腰を上げる黒尾先生。
「はぁ…なんかもう萎えたわ」
そう呟きながら、軽く舌打ちをする黒尾先生。
お目当ての絆創膏が見つかってご機嫌な木兎先生と一緒に保健室を後にしたので、
とりあえず、ガッツポーズをしたくなった。
…だがしかし、災難が去ったあとでも問題は山積みだった。
「うわ……これ、どうしよう…」
鏡に映った自分の喉にはくっきりと、噛み痕が残っていた。
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最近私の扱いがひどいんだよ(時雨) - 続編おめでとうございます！岡山は山しかなくて面白くないです(´∩ω∩｀)大都会岡山とか嘘だ！とらのあながないと大都会とは言わない！？…メイド喫茶とかもいいなーとか思ってません。 (2015年2月25日 23時) (
レス) id: a0c5099590 (このIDを非表示/違反報告)
諭吉(プロフ) - *桃の缶詰*さん» そうですよ、山登りだって楽しいじゃないですか！ あんまりしないけど！ お山に感謝です！！ ありがとうございます！！ 続編の方もがんばりますよッ！！ 続編もコメントありがとうございました…！！ (2015年2月25日 20時) (レス) id: 270375a570 (このIDを非表示/違反報告)
*桃の缶詰*(プロフ) - 諭吉さん» ですよね、山がないと水とかできませんからね!!← そう、お山は大事なのですよ((( そして続編おめでとうございます！！！返事が遅れてしまいましたが、これからもずっと楽しみにしますね！！！では、今から続編の方へいきます(笑) (2015年2月25日 0時) (レス) id: 8af6259ff0 (このIDを非表示/違反報告)
諭吉(プロフ) - 舞姫さん» おじいちゃん……！！ 羨ましいです、私の場合はおじいちゃん家はすぐそばなので……（笑） (2015年2月23日 20時) (レス) id: 270375a570 (このIDを非表示/違反報告)
舞姫 - 私が住んでる区は田舎っぽいです… でもおじいちゃん家は名駅の近く なのでおじいちゃん家に行くときは メイトに寄ります… (2015年2月22日 20時) (レス) id: 4ef47ac269 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：諭吉 | 作成日時：2015年1月31日 21時
