HOUSEWIFE １０ ページ10
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電車から降りて、久しぶりに生まれ育った町の地を踏んだ
クッキーが割れないように紙袋を出来るだけ揺らさないように持ち
家に向かって5分ほど歩く
ここから離れてまだ2ヶ月くらいだけどすごく懐かしく感じるのは
きっと…駅と家の間に、彼の家があるから
・
先生が記憶を失ってる間、ほぼ毎日通ってた
ショックを隠せないでいたあたしを、毎日優しく包んでくれた
紙袋を持ったままﾎﾞｰっと眺める
・
今どこにいるんだろ
自宅通いなのか、一人暮らしをしてるのか
それさえも全く分からない
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『…ちゅーきち？』
「っへ…？」
後ろから音がする
イケメンの気配もある
・
潤「やっぱり」
「ま…つもとくん…」
人ってたった2ヶ月でこんなに変わるものなのか
いや、髪を染めたとかピアスホールを開けたとかそんなんじゃなくて
オーラが…ますますかっこよくなってる
・
潤「…カズに用事？」
「えっ…、いや…」
そういえばカズのお向かいさんだった
松本くんが自宅通いってことは…
もしかして…カズも…
・
『あ゛ぁ…ねっみ…』
大きなあくびと共に気の抜けた声が背後から聞こえる
伸びをする気配も
意地悪だけどホントは優しい雰囲気も変わってないね
・
和「…」
「…」
潤「…」
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あたしが振り向くと、目が合った
あくびをしたせいで、大きな目に少し涙が溜まってる
伸びをした格好のまま、驚いて身体を固めてる
・
和「お前…」
「久しぶり」
和「おう…、てか何でここいんの」
「家に用事あって」
和「あぁ…、ここ駅からの通り道だっけ」
カズ…髪切ってる
染めてはないけど、短くなった髪がツンツンしてて
ちょっぴり可愛い
・
「ねぇ…学校は？」
和「潤くんがさ、」
「…？」
和「朝弱いから起きれなくて」
潤「喋んなよ」
和「途中から行くのもめんどくせぇなって話になって」
松本くんがカズのことを睨んでる
カズは慣れた感じで鋭い視線をかわしてる
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和「サボっちった」
効果音にｷﾗｰﾝとでも付きそうな勢いで
ﾃﾍﾍと付けても可愛くなりそうな笑顔で
やっちゃいけないことを簡単に暴露した
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ちお(プロフ) - はるさん» ご指摘ありがとうございます。はるさんを困惑させてしまいごめんなさい。お尋ねしたいのですが、男子はどこら辺で出てきていましたか？数年前に書いたものですから覚えてなくて…。お手数おかけしますがよろしくお願い致します。 (2017年7月18日 8時) (
レス) id: a1c0da4454 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 貴方の作品が大好きで久々に読み返してましたけど、クラスに男子がでてますが結局先生の勤め先は女子高なの？共学なの？ (2017年7月17日 22時) (レス) id: c5745f6a62 (このIDを非表示/違反報告)
もえ(プロフ) - すごく素敵な物語ですねっっ！応援してますっ(n´v｀n) (2014年6月6日 23時) (レス) id: 71f27796a2 (このIDを非表示/違反報告)
みさと(プロフ) - 誤字すみません！お邪魔しますっ(( (2014年6月1日 19時) (レス) id: 203bf3b31a (このIDを非表示/違反報告)
みさと(プロフ) - またまたお邪魔しす。更新有り難うございますm(_ _)mこれからも先生と主人公ちゃんが楽しみです* (2014年6月1日 19時) (レス) id: 203bf3b31a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちお
| 作成日時：2014年5月18日 13時
