HOUSEWIFE ２４【Ｏ】 ページ24
・
『ｯﾊﾞｶかお前は…』
『もぉ〜カズ汚ぁい』
『お前が変なこと言うからだろっ』
『だって…帰りたくないんだもん』
受話器越しに聞こえる男女の声
男の声からも、Aちゃんが名前を口に出したから確信を持った
・
千夏「あ、先生いた！」
智「今最っ高に忙しいから話しかけんな」
千夏「えぇー、奥さんのことでも？」
パソコンを打つ手がピタリと止まる
今そのワードに、俺は世界一弱いだろう
・
千夏「千夏ね、友達と三つ隣の街に行ってたの」
智「…」
千夏「お菓子欲しくてスーパーに行ったんだけど…、友達が大声出して」
智「…」
千夏「そっち見たら先生の奥さんと二宮先輩がいたの」
智「…ちょっと待て。何でニノのことをお前が知ってんの」
千夏「その友達が二宮先輩と先生の奥さんと同じ高校で、たまに話を聞いてたの」
智「あ、そ」
千夏「…二人、前付き合ってたんでしょ？」
…そうだよ
だから今こうして仕事に身が入ってないんだよ
しかも今あいつの家だろ？
で、酒飲んで酔っ払って
ニノがまだAちゃんに気あんのなら…
智「…ｯｸｿ」
千夏「先生顔ｺﾜｲよ」
智「お前はさっさと帰れ」
パソコンに必要事項を打って印刷して
休み明けに生徒に配布出来るよう準備をする
頑張って落ち着いて作業を済ませ
少ない荷物を持ったまま教室を飛び出した
・
ニノの家は覚えてる
遠くの方にあいつらが通ってた母校が見える
チャイムは…いいや
ドアノブを回すと鍵はかかってなくて簡単に中に入ることが出来、
明かりが漏れてる二階の部屋をﾊﾞﾝｯと開けた
・
和「…」
智「…」
Aちゃんはニノの太ももの上に頭を乗せて
ｽﾔｽﾔと気持ち良さそうに寝てる
智「…ったく」
彼女の頭を抱き上げニノから話すと
おめめがﾊﾟﾁｯと開いた
「んぇ……」
智「帰るよ」
「何で…先生いるのぉ…」
智「いいから、帰るよ」
どうせ酔っ払って足元が覚束ないんだろうから
自力で歩かせることはせず、小さな身体を抱き上げる…と
「…ぃやっ、帰らない!!!」
って駄々をこね始めた
・
智「何もしてないだろうな？」
和「さすがに出来ねぇよ」
あーもう…
暴れるからブラ紐見えてるし
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ちお(プロフ) - はるさん» ご指摘ありがとうございます。はるさんを困惑させてしまいごめんなさい。お尋ねしたいのですが、男子はどこら辺で出てきていましたか？数年前に書いたものですから覚えてなくて…。お手数おかけしますがよろしくお願い致します。 (2017年7月18日 8時) (
レス) id: a1c0da4454 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 貴方の作品が大好きで久々に読み返してましたけど、クラスに男子がでてますが結局先生の勤め先は女子高なの？共学なの？ (2017年7月17日 22時) (レス) id: c5745f6a62 (このIDを非表示/違反報告)
もえ(プロフ) - すごく素敵な物語ですねっっ！応援してますっ(n´v｀n) (2014年6月6日 23時) (レス) id: 71f27796a2 (このIDを非表示/違反報告)
みさと(プロフ) - 誤字すみません！お邪魔しますっ(( (2014年6月1日 19時) (レス) id: 203bf3b31a (このIDを非表示/違反報告)
みさと(プロフ) - またまたお邪魔しす。更新有り難うございますm(_ _)mこれからも先生と主人公ちゃんが楽しみです* (2014年6月1日 19時) (レス) id: 203bf3b31a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちお
| 作成日時：2014年5月18日 13時
