HOUSEWIFE ２０【Ｏ】 ページ20
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千夏「先生の車いい匂い…」
智「…」
千夏「ｹﾎｯ…」
智「…」
千夏「ﾎﾗ、咳落ち着いてきた」
つっても顔色は青白いまま
言われた通りの道を進み始めて約10分
全然 “咲田”の標識は見えてこない
・
智「本当にこっちなのか？」
千夏「…」
智「…おい」
千夏「先生とドライブ〜」
智「…勘弁しろ」
またこのパターンかよ
Aちゃんも高校から家近かったくせに、30分くらい車で走らされた
・
結局咲田の家も高校から結構近くて、無駄に時間を使わされた
千夏「先生ゴメンネ」
智「ざけんなよ」
千夏「だって先生の車に乗れることなんてこの先ないから…」
智「…」
千夏「千夏喘息あるのすっごく嫌だった」
智「…」
千夏「でも先生にお姫様抱っこしてもらえたから喘息に感謝するっ」
んなこと言ってる暇あんなら早く薬飲んでさっさと寝てくれ
明日は文化祭の決め事あんだからお前がいないと決まらねぇし
智「明日休むなよ」
そう言い残して学校へ戻り
残した仕事を終えて家に帰ったのは月が綺麗に輝き始めた時間だった
・
「おかえり」
智「…ん、」
「遅かったね」
Aちゃんは既にパジャマに着替えて化粧水を顔につけてた
智「何疑ってんの」
「…咲田さんと何かあったのかな…って」
智「あー…、あいつ家まで送ってた」
「……おやすみ」
智「喘息でしんどそうにしてっから、教師として見逃せないでしょ」
聞きたくないと、Aちゃんが毛布をかぶる
それを捲ると横向きに背中を丸めて耳を塞いでた
智「咲田がごめんなさいって」
「…」
智「背中の痛みどうなった？」
毛布を完全に彼女から剥がし、パジャマを捲る
青血の範囲が少し広がってる
これは…仰向けで寝たら痛そうだな
「日常生活に支障はないよ」
智「…そか」
「ご飯はラップして冷蔵庫に入れてあるから」
智「ん、あんがと」
飯を食って風呂に入り、Aちゃんが寝てる毛布ん中に潜り込む
「先生…土曜日ね…、映画見に行きたい」
智「見たいやつ決まってる？」
「うん」
智「んじゃチケット取っとくね」
「うん」
土曜日は2日後
同じシャンプーの匂いがする奥さんを抱きしめて
目を閉じたらすぐに眠りに落ちた
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ちお(プロフ) - はるさん» ご指摘ありがとうございます。はるさんを困惑させてしまいごめんなさい。お尋ねしたいのですが、男子はどこら辺で出てきていましたか？数年前に書いたものですから覚えてなくて…。お手数おかけしますがよろしくお願い致します。 (2017年7月18日 8時) (
レス) id: a1c0da4454 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 貴方の作品が大好きで久々に読み返してましたけど、クラスに男子がでてますが結局先生の勤め先は女子高なの？共学なの？ (2017年7月17日 22時) (レス) id: c5745f6a62 (このIDを非表示/違反報告)
もえ(プロフ) - すごく素敵な物語ですねっっ！応援してますっ(n´v｀n) (2014年6月6日 23時) (レス) id: 71f27796a2 (このIDを非表示/違反報告)
みさと(プロフ) - 誤字すみません！お邪魔しますっ(( (2014年6月1日 19時) (レス) id: 203bf3b31a (このIDを非表示/違反報告)
みさと(プロフ) - またまたお邪魔しす。更新有り難うございますm(_ _)mこれからも先生と主人公ちゃんが楽しみです* (2014年6月1日 19時) (レス) id: 203bf3b31a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちお
| 作成日時：2014年5月18日 13時
