One’s TIME’s World 【JW】 (ページ11)

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月陽side

陽『それ私情報きたのたった今なんだけど、どこ情報、？』

？「マネージャーさん情報ー、
．ドキュメンタリーの時はいつも知らせてくれてるって言ってる、」

．

にしても早すぎないか

確かに彼は怒ると怖い

そして機嫌を損ねると治るまでが長くて面倒だ

．

？「なんか今失礼なこと考えてない？」

陽『！……別に、』

．

そして私の心中を察する天才である

だから、嘘をつくことだけは本当に上達しなかった
隠そうとしても全てが彼には筒抜けで、努力自体無駄だったのだ

ただその天才ぶりは

私を幾度と叱り、私に幾度と心配と迷惑を掛けさせられ、私を幾度と助けてくれた

たった一人の兄として、時に事務所の先輩として

いつも私の一歩前を歩き、今もアイドルとして輝き続ける兄______増田貴久は、

私にとって永遠の憧れだ

だから分かってるんだ

貴兄が私の気持ちを手にとるように分かってしまうように私にも

．

陽『………ごめんなさい、』

．

心配をかけてしまったこと、約束を破ってしまったこと

．

それを貴兄が愛をもって怒っていることを

そして、

．

．

増「……うん、分かってればそれでいい
．もう3ヶ月は経つから、気をつけておいた方がいい」

．

何度も私を許してくれることも

．

増「で、どうすんの俺もうすぐ戻らなきゃだから」

陽『……正直、そろそろ頃合いかなって思ってた
．ちょうど今週行ったら、また意外と早いね～なんて言われちゃったし』

増「………そっか、まぁ結局、俺たちは流れに身を委ねるしかない
．踏ん張れるのはきっと今だけで、そのうち全部諦めなきゃいけなくなる」

増「残された時間は未知でもそれは思ってるより短い、……だからその分以上に
．無理しない程度で、少しでもAには幸せでいて欲しい、」

陽『……ありがと貴兄、それは私もだよ、貴兄の幸せを誰よりも願ってる』

増「ん、じゃぁ戻るから次の仕事も頑張って」