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赤side






『……わたし、………いしかわ、…石川A……
 こんなかっこうで…もうしわけ、ないけど………よろしく、ね?』










まぁ、いっつもなんだけどね、ってまた笑って












赤「…重岡大毅、15歳の高校1年で」


『ぇ、……15さい、なの、、?』













間違えちゃった、って俺の話を遮って、ふふ、と
またふわふわ笑う










『…わたしも、15さい、………だっけ?』


橙「15やろ、笑
  何で自分の歳覚えてないね」


『15さい、………よろしく、ね?』








橙「何で俺の話遮んねん、人の話はちゃんと聞きましょう〜って
  神ちゃんから教わらんかっ」


『だって、………なが、くなったら、…あきとくん、
 ……はいおわり〜、…って
 かっ、…てにおわらせるじゃん……だから、』


橙「ぇ、……」
















彼女の中では十分すぎる理由だからか、平然とそう口にする

何とも言えないような照史くんの顔に
淳太くんは目尻に皺を寄せて笑っていた








 

重岡 大毅 15歳




太陽の眩しさに今にも萎れそうな向日葵が
自由になりたいと願い、日常から飛び出した

その先で出会ったのは





石川 A 15歳


浅く根を張り、太陽の眩しさを求める
行く末を知りながら、果てを知らないそれは眩しい向日葵だった

ホットカイロ  桃→←・



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作者名:てと。 | 作成日時:2021年12月30日 1時

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