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失礼にも程がある。
「Aゴリラが来たー!」
雲ひとつ無い青い空の
「あら、誰の事を云っているのかしら」
「見ろよ、ゴリラがウホウホ云ってるぜ?」
「ほんとだー! はははっ」
少々腹が立ったので、私は小学生共に向かってこんな事を云った。
「お望みの様なので、君達の頭をゴリラらしく握り潰してあげよう」
「うわ怒った! 逃げろー!」
此のやり取りは何時ものことなのである。
子どもは何時の時代も変わらず失礼な奴が多い。其の反面気を使う必要も無く、私にとって彼等と触れ合える時間はリラックスできる貴重な時間だったりする。
私の名前はAA。大学二年の現役女子大生だ。
今日は日曜日なので大学は休みだ。明日提出しなければならないレポートがあるが、今は息抜きに自宅近くの公園へ来ている。
「こんにちはAさん」
「こんにちは。"
読書を中断し顔をあげると、二人は不安そうな表情をして此方を見ていた。怪訝に思った私は彼女等に如何したのと問う。
「……Aさん。Aさんは、トリップとかって、信じる?」幸介が云った。
「? 如何したの急に」
質問の意図は何なのだろうか。すると今度は咲楽が口を開いた。
「助けて欲しい人が居るの」「ちょっ…」
「お願いッ! 織田作、織田作を助けてッ !!」
今にも泣き出しそうな表情で彼女はそう私に訴えてくる。そんな彼女に私は云った。
「……取り敢えず、
今日の文豪
Herman melville
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作者名:織之栞 | 作成日時:2018年11月8日 20時