生贄が三十五人 ページ37
side_you
そのあとに下で待ってるねと言って
あの少年は消えた
「行くぞ」
「うん」
一度中央の墓があるところに戻った
「あそこに行けばいいのかな?」
「そうなんじゃねーの」
「何か忘れてるものはない?」
「んなもんあるわけねぇだろ」
「そっか、それもそうだね」
そんな会話をし扉の中に入った
扉の奥は一本道で
道なりに進んでいくと壁に電源室と書かれたプレートのようなものがあった
「電源室のわりには土の匂いがまだするけど」
「おい、早く行くぞ」
そう言ったザックは先に進んでいってしまった
ザックを追いかけて進むと
ザックが立ち止まっていた
「どうしたの?」
「お前、名前なんて言ったけか」
「Aだけど?」
「そっか」
「?」
「俺は、自分にとって得だと思ってお前を連れて行ってるけどよぉ」
「うん」
「結構面倒だよ、お前がいると
..........なぁ?A」
「確かに.......そうかも」
「クソガキがお出迎えに来たぞ」
「いらないお出迎えだわ」
「やぁ!来てくれたんだね!」
「まぁ、ここに来ないと脱出できないしね」
「ねぇ、僕とゲームをしようよ」
「はぁ?お前のくだらねぇ遊びなんかに付き合ってる時間はねぇんだよガキ!」
「どんなルールなの」
「おい!勝手に話進めんな!」
「ザックはもう少し静かにできないの?」
「............................」
「はぁ、ルール教えて」
「ルールは簡単だよ、暗闇の中で僕がAを捕まえるのが先かAが電気をつけるのが先か」
「ライトを使うのはいいんだよね?」
「うん、使えなかったらゲームにならないからね」
「じゃあやる」
「やったぁ!じゃあ早速始めよ!」
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鈴錬 - ヤッターーーエディ氏んでない!嬉しーーー! (2018年8月17日 12時) (レス) id: 28c60ad67a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蛍兎 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/keito1/
作成日時:2017年1月21日 0時