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生贄が十三人 ページ15

side_you

少し歩くと網のような扉があった




「・・・・開かない」



「確か診察室に鍵が置いてあったよ」



診察室に行くと椅子の上に鍵が置いてあった



「あった」



「よく見つけたねA僕は確かそこに座っていたんだ」



「先生は逃げなかったの?」



「だって、君がいるからね」



「どういう意味?」



「・・・・・・・」



やっぱりこの先生怪しい



診察室を出てさっきの扉を開けた



「出口は多分、奥の方にあるんじゃないかな?」



「そうでしょうね」




奥の方まで進むと



ガラスの壁があってそれ以上進めないようにしてあった



「ガラス張り・・・なんだか、君と僕の二人で閉じ込められているようだね」



「閉じ込められている“よう”ではなくて閉じ込められてるんですよ」



マジでコイツなんなの



右側に進むと最初に入ってきた扉と同じような扉があった



「ここも閉まってる」



「少し他の部屋を回ってみようか」



「・・・」



私達は奥の部屋に入った



「ここは患者さんの部屋だね」



奥に進むと窓が三つだけ木の板で塞がれている



一つだけ傷のついた窓ガラスがあったが触れないでおいた



左側にはホコリがかぶっていて読めないが文字が書いてあった



「ホコリ取らないと」



「やめておきなさい!目にゴミが入る」



「・・・?」



「それはきっと患者さんのつまらない弱音のようなものだよ普通の人間の、心の愚痴さ」



「先生は読めるの?」



「いや、僕は片目が良くないから・・・・・・それを読んでもねぇ」



「でもホコリを」



「よしなさい、目に汚れが入ったら大変だ」



「でも・・・」



「君は目を大事にしなさいとても、キレイな目なんだからね」




その後、部屋を探索したが何も見つからず隣の部屋に向かった

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鈴錬 - ヤッターーーエディ氏んでない!嬉しーーー! (2018年8月17日 12時) (レス) id: 28c60ad67a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蛍兎 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/keito1/  
作成日時:2017年1月21日 0時

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