新たなる生贄【殺戮の天使】 (ページ14)

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生贄が十二人ページ14

「ここ、病院みたいな場所だな」

私が右側に歩いていくと誰かが出てきた

「おや、Aじゃないか」

「あんた誰どうして私の名を？」

「君の足の診察をしていた先生の補佐についてたダニー先生だよ」

「そうでしたっけ記憶があまり鮮明ではないので」

「そうか･･･」

「先生、下にいた人は誰なの？私、鎌を持って追いかけられた」

「････僕もすべてのことはわからないけど、君を追いかけてきたのは恐らく」

「恐らく？」

「殺人鬼だよ」

「殺人鬼･･･････ね」

「ここはきっとゲーム会場みたいなものだよ」

「どういう意味？」

「････殺人鬼に追われて、捕まればきっと殺される･･････」

「･･････それで？」

「･･･追われるのは“いけにえ”なんだとさ」

「先生は追われなかったの？」

「僕は気が付いたらここにいた･･････ここは僕の他に誰もいないみたいだ」

先生も殺人鬼の確率が高いってことか

「Aも一人じゃ不安だろう？一緒に行動したほうがいい」

「うーん････そうですね」

「僕も死にたくはないしできることなら、君と一緒に生き残りたい」

「分かりました、一緒に行動しましょう」