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トントンッ




紫「はいどうぞ」




『失礼します』




扉を開けると眠そうな顔をしながら椅子に座って言う





紫「おはよう」



『おはよう、ごめんね、早く来てもらっちゃって』




今度は優しく微笑みながら




紫「ん、いいよ、大事な話でしょ？」









紫耀の顔をみると今までのことが



少しずつひとつひとつ思い出される




海人のときと同じだ








『会うの久しぶりだね』



紫「そうだね、仕事忙しかったしAから連絡もなかったし」



『ごめんわたしも忙しくて』



紫「そっか」









きっと分かってる



わたしがこれから言おうとしてることを




躊躇っちゃダメだ

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作者名：れ も ち ょ | 作成日時：2017年2月19日 2時

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