最後の雪の華～Last flower～ (ページ28)

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EP28 ページ28

私は病院に行くと医者にもう余命は3ヶ月ですと継がれた。

残りの人生、悔いのないように生きてと。

私は頭が真っ白になった。

私は無我夢中で走った。

でも、どこに向かってるかわからない。

その時、あの人を見つけたの。

「あの！！！！」

彼は私の方を振り向いて驚いている様子だった。

それもそうか、何日も連絡してなかったんだから。

「1ヶ月…。1ヶ月でいいので私の恋人になってください！！！」

隆二「え？Aちゃん、何言ってるの？！汗」

ほんと私、何やってんだろ。

今市さんのこと嫌いだったはずなのに、自分が知らない間にいつのまにか頭の片隅に今市さんがいるようになってたんだな。

「ごめんなさい。やっぱり、だめだよね。
ごめん、忘れて？」

隆二「忘れることなんてできるわけないじゃん。
俺、Aちゃんの事本気で好きなんだ！
1ヶ月じゃなくてこれからも先ずっと一緒にいたい。」

「うん。」

私たちはお互い笑い合った。

そして、その日から彼との交際が始まった。