EP23 ページ23
「す、すみません!私、失礼します汗」
小泉さんの言っていることが理解できなくて
私は彼の家を飛び出した。
はぁはぁはぁはぁはぁ…。
やっぱり今までより疲れる感覚が早くなった気がする。
少し歩いて近くの公園で一休みした。
少し目を瞑って心を落ち着かせて昔の事を思い出すの。
そう、まだ祖母が生きていた時の…。
そして、ゆっくり目を開けると綺麗な夕焼けが見えた。
「はぁ、綺麗。」
男「ほんと、綺麗だよね。」
「あ…。」
隆二「どうも笑」
「今日はなんですか?」
隆二「なんもないよ?近く通りかかってAちゃん見かけてさ。」
「そうですか。」
隆二「今日◯◯美術館にいたよね?」
「あ!やっぱりストーカーしてたんだ!」
隆二「ち、違うって!汗
メンバーとたまたま来てたんだよ!」
「ふぅ〜ん?」
隆二「信じてないっしょ?」
「うん。」
隆二「うんって!お前なぁ笑」
「ふふふ笑」
隆二「ははははははは笑
あ、あと男の人といなかった?」
「あ〜、あの人。一緒に仕事しないかって言われたの。それで、私があそこの美術館に展示した絵を一緒に見に行ったんだ。」
隆二「そうだったんだ。
で、Aちゃんはその…小泉さん?と仕事するの?」
「う〜ん。まだ、答えは出てない。
でも、彼と仕事をしたらきっと凄い人生を歩けるんじゃないかって。そうも、思ってる。」
隆二「ま、それはAちゃんが決めることだよ。
自分の人生なんだから!」
「うん…。」
隆二「よし、もう暗くなって来たし送るよ!」
「ありがとうございます。」
私たちは肩を並べて歩いた。
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作者名:しゅり | 作成日時:2018年7月5日 0時