EP3 ページ3
「わざわざありがとう！ごめんね！」
私の数少ない友達の中の一人、登坂広臣。
私の部屋まで彼を運んでもらった。
彼はベッドに寝かせた。
臣「いいよいいよ！今日は仕事休みだったから！
それより、この人誰？」
「う〜ん。ただの通りすがりの人？」
臣「通りすがりって笑」
「だって、昨日初めて会った人なんだもん。」
臣「もしかしてお前、ナンパされたの？笑」
ナンパ…。
まぁ、ナンパって言うものなのか。
「た、多分？」
でも、臣が思っているようなチャラいナンパではない。
彼は本当に純粋というか
優しくて
透き通った目をしている。
昔、おばあちゃんにこんなことを言われたことがある。
��目が透き通って見える人は心がとても綺麗な人なんだよ��って。
だから、私は彼がそんなに悪い人だとは思わない。
臣「A？」
「あっ、ごめん！昔の事思い出して笑」
臣「昔のこと？」
「うん。でも、臣には教えない〜い！」
臣「なんだそれ笑」
「でも、この人どうしよう。」
臣「俺、もう少ししたら掛け持ちしてる方の仕事行かないと行けないし。」
「そうだよね〜。なんとか面倒見るよ。目が覚めたら帰ってもらうし。」
臣「そっか。わりぃ。じゃ、もう行くわ。
なんかあったらまた連絡して！すぐ行くから！」
「ありがとう！お仕事頑張ってね！」
臣「おう！じゃ！」
私はあの男の看病をした。
脇や股関節に氷嚢をおいて冷えピタを貼ったり。
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作者名：しゅり | 作成日時：2018年7月5日 0時
