sleepy 101 ページ10
「国見ちゃんからそう言われちゃあ俺も強要はできないからさ。
いろいろ動いてくれたマネちゃんには申し訳ないけど、体調管理の件はひとまず終わりってことで」
「はい、、、すみませんでした、、、」
と俯いたまま及川先輩の言葉に反応する。
不甲斐ないし、悔しいし、悲しい。
「そんな謝らなくていいよ。マネちゃんは良くやってくれたじゃん」
と及川先輩は屈んで私と目線を合わせてくれる。
「国見君、、、多分嘘ついてるんです。眠れてないと思うんです、、」
とぽつりぽつりと自分の本音が出る。
及川先輩になら、話してもいいと思ったから。
「うん」と言いながらゆっくりと私の話を聞いてくれている及川先輩。
「なんか最近国見君が冷たくて、、嫌われたのかなって思ったんですけど、、心当たりがなくて、、」
「うん」
「どうしようと思っていた時だったので、、、余計混乱してて、、、」
とそこまで言い、少しだけ涙が出てきてしまった。
視界が涙で歪む。
泣くつもりはなかったのに。
「俺もさ、最近の国見ちゃんはなんだか雰囲気が変だなって思ってたんだよね。」
「ハンカチ無くてごめん」といいながら私の頭をポンポンと撫でてくれる及川先輩。
「及川先輩もそう思ってたんですか？」
「多分俺だけじゃなくて、3年組は全員気付いてるんじゃないかな」
そうだったのか、、、知らなかった、、、
「でも俺らに色々聞かれるの嫌だろうし、そっとしておいたんだけどなかなか良くならないね」
「私もそう思ってました、、、」
「っていうか俺、てっきりマネちゃんと国見ちゃんが付き合ってて、喧嘩でもしたのかと思ってた」
とここで及川先輩から衝撃的な事を言われた。
私と国見君が付き合ってるって？
いやいやいや
「それはないです、、、」
「そうなの？なんかよく2人でいるし、急に仲良くなったし付き合ってるのかと思った」
「2人して同じ匂いさせてんだもん」と口角をあげる及川先輩。
付き合っては、、、ない。
「とりあえず、もう戻らないとね。体調管理の件はそういう事でよろしく。」
「はい、わかりました、、、」
「何かあったら相談乗るから。マネちゃんは落ち着いたら戻っておいで」
といい及川先輩は体育館へと戻っていってしまった。
誰かに話したおかげで、少しだけ気が楽になったかもしれない。
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黒尾ファン - 最高（泣） すれ違っていた二人が、戻った〜安心。もうやっと、付き合ったよ〜安心ありがとうございます（泣）完結おめでとうございます！！ (4月14日 20時) (
レス) @page8 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
赤羽 - 待ってください、神小説に出会ってしまいました。読み進めて行くたびに心臓バックバクで、ほんとに神小説をありがとうございました！そして関係ないんですがうちの犬の名前もこてつなんですよ、、、（コソッ） (4月2日 22時) (レス) @page33 id: b22b7ccd76 (このIDを非表示/違反報告)
ますだ(プロフ) - かおりさん» かおりさんコメントありがとうございます🥲なかなか更新出来ず、申し訳ありませんでした、、、。これからちょこちょこ更新していくと思うので、よろしくお願いします。 (3月17日 20時) (レス) @page47 id: feddab07d4 (このIDを非表示/違反報告)
かおり(プロフ) - 続き待っておりました✨✨これからもゆっくり更新されてくださいね☺️ (3月16日 8時) (レス) @page44 id: bad28e8810 (このIDを非表示/違反報告)
ますだ(プロフ) - らんまるさん» らんまる様 コメントありがとうございます！完結と言ったり、番外編を書くと言ったりしてすみません、、、お楽しみ頂ければ幸いです！ (1月17日 22時) (レス) id: 39e4cb93f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ますだ | 作成日時：2023年11月3日 23時
