RIVAL...? 11 ページ46
「うす」
「ど、、、、、どうも、、、、、」
私が汚い言葉を使って驚くのは無理もない。
及川先輩の後に体育館に入ってきたのは、まさかの京谷さん。
昼間のあの感じで気だるそうに体育館に入ってきた。
一瞬目が合い、一応軽く挨拶はしたものの
昼間の一件があったせいでとんでもなく気まずい。
というかなんでここに？
「矢巾、ちょっとごめん」
「おい、なんだよ」
顔を合わせるのが気まずく、私は思わず矢巾の背中側に回り込む。
矢巾を盾にすることで京谷さんと顔を合わせずに済むようにした。
こういう時に身長の高い人は役にたつ。
「なに、かくれんぼでも開催してんの？」
矢巾が私の挙動を不審に思うのも無理はなく
体は正面に向けたまま、怪訝な顔をして顔だけ軽く背中にいる私の方に向けてきた。
「く、詳しいことはまた後で、、、」
「そうですかい」
京谷さんは及川先輩の後についていくように体育館の中を進み
用意してある得点版の横に、壁に寄りかかりながら立ち部員たちの行動を見ている。
ほ、、、本当に何事？
「マネちゃ〜ん、相変わらず仕事早いじゃん。」
と私が京谷さんの行動を観察していたら、突然及川先輩に話しかけられた。
「え、なんのことですか？」
「とぼけちゃって、狂犬ちゃんに部活に戻ってくるように説得してくれたんでしょ？」
「きょうけんちゃん、、、とは？」
「京谷ちゃんの事だよ、京谷賢太郎だから狂犬ちゃん。」
あぁなるほど、、、確かに狂犬っぽいしな、、、
じゃなくて
「え、いや、私説得してないですよ。」
説得、、、というか言い合いしたみたいになってしまったし
「またまた、だって狂犬ちゃんがマネちゃんに説得されたって言って俺のクラスに来てくれたんだよ？っていうかどったの矢巾ちゃんの背中に隠れて。かくれんぼ？」
矢巾と同じこと言ってるし
「説得、、というか、言い合い、、というか」
とそこまで言いかけて
「は？お前が言い合いしたのってあいつなの？」
矢巾が横から口をはさんできた。
「そ、、、そうです、、、」
「え、言い合いって？」
今度は及川先輩から質問が飛んできた。
あぁもう、こうなったらいっぺんに応えるしかないか、、、
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 531人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒尾ファン - 最高（泣） すれ違っていた二人が、戻った〜安心。もうやっと、付き合ったよ〜安心ありがとうございます（泣）完結おめでとうございます！！ (4月14日 20時) (
レス) @page8 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
赤羽 - 待ってください、神小説に出会ってしまいました。読み進めて行くたびに心臓バックバクで、ほんとに神小説をありがとうございました！そして関係ないんですがうちの犬の名前もこてつなんですよ、、、（コソッ） (4月2日 22時) (レス) @page33 id: b22b7ccd76 (このIDを非表示/違反報告)
ますだ(プロフ) - かおりさん» かおりさんコメントありがとうございます🥲なかなか更新出来ず、申し訳ありませんでした、、、。これからちょこちょこ更新していくと思うので、よろしくお願いします。 (3月17日 20時) (レス) @page47 id: feddab07d4 (このIDを非表示/違反報告)
かおり(プロフ) - 続き待っておりました✨✨これからもゆっくり更新されてくださいね☺️ (3月16日 8時) (レス) @page44 id: bad28e8810 (このIDを非表示/違反報告)
ますだ(プロフ) - らんまるさん» らんまる様 コメントありがとうございます！完結と言ったり、番外編を書くと言ったりしてすみません、、、お楽しみ頂ければ幸いです！ (1月17日 22時) (レス) id: 39e4cb93f5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ますだ | 作成日時：2023年11月3日 23時
