おまけ 2 〜その後の二人編〜 ページ31
「Aすき、大好き」
と唇を離したと思ったら今度は抱き着いてきて
スリスリと私の首元に顔を擦りつけてくる。
「くすぐったいよ、、」
「あ、そういえば俺気づいちゃったんですけど」
「うん？」
「俺、多分Aの服の匂いが好きなんじゃなくて、A自身の匂いが好きなんですよ」
「、、、え？そうなの？」
それは初耳かもしれない、、、
でもなんで気づいたんだろう、、、
「前合宿の時にAのタオル借りたときに、なんか匂いが違う気がして」
「そういえばそんなこと言ってたね、、、」
「よくよく考えたら、今まで俺が好きな匂いって、必ずAが身に着けてたものの匂いだったんですよ」
あぁ、、、そう言われればそうかもしれない、、、
カーディガンは元々私が着ていたものだけど、タオルは洗ったばっかりの物だったし、、
そう言う事だったのか
と英君の言葉に納得する。
「で、俺調べてみたんですけど」
「うん、何を？」
「匂いが好きな人って、運命の相手らしいよ」
「うん、、、、ん？」
「だから、俺とAは運命の相手ってこと」
そう言えば、私もいつの間にか英君の匂いが分かるようになって
結果的に英君の匂いが好きになっていた。
これは一理あるかもしれない、、、かな？
「俺とAは惹かれ合う運命だったってことで」
と言いながら私の膝の上に寝転んだ英君
「そういう事サラッと言うのやめて欲しい、、、」
こっちの心臓がもたない。
そのうち私の方が先にドキドキされ過ぎて死んでしまいそうだ。
「なんで、俺の事嫌い？」
「す、、好きだけど」
「じゃあいいじゃん」と言いながら寝返りをする。
今日の英君はなんだか我儘だし、意地悪だ
でもこんな彼でさえ可愛いと思ってしまう。
惚れた弱みってやつだ。
「今日は朝まで一緒にいてくれるでしょ？」
と寝ころんだまま私の頬に手を当ててくる英君。
「うん、いいよ」
今まで離れていた時間を取り戻すように、その日私たちは一瞬も離れることなく
一緒に眠りについた。
〜その後の二人編 Fin〜
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黒尾ファン - 最高（泣） すれ違っていた二人が、戻った〜安心。もうやっと、付き合ったよ〜安心ありがとうございます（泣）完結おめでとうございます！！ (4月14日 20時) (
レス) @page8 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
赤羽 - 待ってください、神小説に出会ってしまいました。読み進めて行くたびに心臓バックバクで、ほんとに神小説をありがとうございました！そして関係ないんですがうちの犬の名前もこてつなんですよ、、、（コソッ） (4月2日 22時) (レス) @page33 id: b22b7ccd76 (このIDを非表示/違反報告)
ますだ(プロフ) - かおりさん» かおりさんコメントありがとうございます🥲なかなか更新出来ず、申し訳ありませんでした、、、。これからちょこちょこ更新していくと思うので、よろしくお願いします。 (3月17日 20時) (レス) @page47 id: feddab07d4 (このIDを非表示/違反報告)
かおり(プロフ) - 続き待っておりました✨✨これからもゆっくり更新されてくださいね☺️ (3月16日 8時) (レス) @page44 id: bad28e8810 (このIDを非表示/違反報告)
ますだ(プロフ) - らんまるさん» らんまる様 コメントありがとうございます！完結と言ったり、番外編を書くと言ったりしてすみません、、、お楽しみ頂ければ幸いです！ (1月17日 22時) (レス) id: 39e4cb93f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ますだ | 作成日時：2023年11月3日 23時
