Mask＿14

668...H ページ8

北人side


姫をいつも見てるからこそ
気付く事がある。

姫に注がれる視線が増えた事を。


「どう？うちの姫。」

蒼太「…なんなんですか、その姫って…」

「俺のお姫様だから？」

蒼太「あの人がお姫様って…ただのバカじゃん、抜けてるし危なっかしいし…」

「良く見てるんだね？」

蒼太「嫌でも目に入るだけです…！」


嫌でも目に入る…ね…



「ダメだよ、Aは。」

蒼太「はい？」

「Aだけはダメだよ。」

蒼太「別に、ってか北人くんのでもないっすよね？あの人は壱馬くんの…」

「そうだよ、壱馬のだからダメ。」


2人を邪魔する奴は許せない…。


蒼太「…何で北人くんがそこまで」

「好きだから」

蒼太「は？」

「Aの事が好きだから言ってんの」

蒼太「意味…わかんないっす、それに俺は…嫌いですから…あの人の事」



意味わかんないのは君でしょ？

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