Mask＿13

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壱馬side


あいつら…
隠す気あんのかってくらい丸聞こえやし
落ち込んで損したわ…！

Aもあいつらに付き合いやがって…
でも心が折れそうって可愛いやんって
思ったりも…する…。


「おまたせ」

『…！』


直ぐに反応するのはやっぱAで安心する
けど今度は敢えて俺が離れて座る


北人「遅かったね？」

「あぁ、ちょっと電話しとってん」

北人「仕事？」

「いや違う、ちょっとな…」


電話なんかしてないけど敢えて濁してみた
多分効果はないだろうけど…


樹「友達っすか？」

「あぁ、まぁ…そんなとこ」

樹「女だったりして。笑」

北人「は？女？！女なの？！」


って思ってたのにまさかの樹が掘り下げて
北人が食いつくから…


「お前らに関係ないやろ。笑」

『…』


予想外にAさんの食い付きが…
まさかの展開にビックリしとるわ俺が。

だって気になるのか不安そうに
俺をチラチラ見てるしそれがまた…可愛い…

多分、冷たくして距離とってたのと
今のこの距離がプラスして
不安にさせてんだろうな。


『ご飯…作ってくるね。』

北人「あ、うん！」


あ、逃げた…

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