Mask＿13

614 ページ14

.


皆が帰って、壱叶を寝かせた後
リビングには居ない壱馬さん


壱馬が居るであろう部屋をノックするも
返事はなく…


「壱馬ー？」

壱馬「あーも、なんで？！」


返事がないはずだ、恐らく届いてないもん私の声

ゲームに夢中な壱馬の肩を叩くと
やっと私に気付いた壱馬


壱馬「あれ、寝た？」

「うん、寝た！」

壱馬「ありがとう、じゃあ…」

「ゲームしてていいよ？笑」

壱馬「でも…」

「やり始めたばっかなんじゃないの？笑」

壱馬「当たりやけど…」

「だったらどうぞ、楽しんで下さい？笑」


それだけ伝えてリビングに戻って
私はさっきの楽しかった時間の後片付け


「さて、やりますか！」


数時間前まで賑やかだった我が家が
今は壱叶が寝て、壱馬はゲームで
静まり返ってる

少しこの静けさに寂しさを感じるのは
その分、楽しかった証拠

良い時間が流れてた証なんだと思う


片付け終わりに部屋を覗くと
まだゲームしてた壱馬
だからそっとドアを閉めた


「疲れたー、寝よ。」


良い時間が流れた後の気だるさは
嫌いじゃない、ゆっくり寝れそう今日は。

615...K→←613...M

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す