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壱馬side


LIVE前に片付けしようと
頑張ってたらいきなり帰って来たA。


『壱馬っ!』

「うわ…ビックリした…」


いきなり帰って来ていきなり後ろから
抱きついて来て流石に頭が追いつかんわ…


「仕事は…」

『ごめんなさいっ!』

「は?」

『変な態度とって…』

「あぁ、何、消化出来たん?」


本当は心配だったし気になってた。


『出来た…』

「なんやったか聞いてもええの?」

『うん、あの日ね…』


あのMV撮影の日の事を話してくれて
やっと北人に言われた事が理解出来た

"壱馬どんな顔して撮影したわけ?"


『仕事なのに…ごめん、どうかしてた。』

「いや、謝る必要はないかも…」


Aが言ってる顔は完全に
仕事の顔じゃないじゃん…
だってA見てた顔なわけで…


『でも…!』

「確かに演技しようとしたけど、実際出来なかったって言うか…」

『どう言う意味…?』

「あん時、携帯落として落ち込んどったやろ?」

『うん…』

「それ見てたら可愛いなぁ、愛しいなぁって思って、完全に相手役の人の後ろにおったA見とったらOK出てしもて…」

『は…?』

「やから、あれはAに向けた顔やねんけど…」


まさかあの時のが
彼女を苦しめるとは思ってなかった。

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設定タグ:川村壱馬 , THERAMPAGE , 吉野北人   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:Moon | 作成日時:2020年11月12日 0時

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