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北人side
壱馬の方に姫が行ってるって
情報をゲットしたから撮影終わり
顔を出せば壱馬も終わってたらしく
丁度2人で歩いてきた。
「お疲れ、何してたの?」
壱馬「プチ園内デート」
「職権乱用じゃん。笑」
壱馬「俺、着替えてくるからAの事頼んでええ?」
「大歓迎♡♡」
すれ違う時にこそっと
"元気ないから"ってだけ伝えられた。
「姫♡♡」
『北ちゃん、お疲れ様!』
「壱馬いい感じだった?」
『良かったよ、凄く』
「そんなに?」
『見なきゃ良かったって思うくらい。笑』
確かに元気ないし、変だな…
「俺、今から透明人間になるからね?独り言、言うなら今だよ」
『バレたか…笑』
壱馬には言えない何かがあるなら
聞くのはやっぱり俺の役目でしょ?
『今日の私、変なんだよね…大した事じゃないのになんだろ嫉妬した、相手役の人にも壱馬の昔にも…』
「嫉妬?」
『最後、振り返った壱馬の顔が余りにも優しくてさ…誰にも見せないで欲しいって思っちゃった』
"ダメな彼女でしょ?壱馬には言えないバカすぎて"
壱馬がどんな顔をしたのか俺にはわかんない
「珍しいね?確かに変…でもそれだけ好きなんじゃん?」
『消化出来るよう頑張る…!』
壱馬に話せばてっとり早いし
話したらきっと壱馬は凄く喜びそうなのに
今の姫はこじらせちゃってんな珍しく。
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作者名:Moon | 作成日時:2020年11月12日 0時