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壱馬side
明らかに様子が変なのに
何も話そうとしないA。
「話したくない?」
『今は聞かないで欲しい、でも壱馬は何にもしてない自分の問題』
「わかった、けど俺が居ること忘れたらあかんで?」
『わかってる…』
あの短時間でAに何があったのか
俺には全く検討も付かない。
でも不思議と無理矢理
吐き出させようとは思わなかった。
「喜怒哀楽激しくて困った彼女さんやわ…」
『面倒臭い?前の彼女がいい?』
「へ?」
『何でもない、ほら行こ!』
初めて言われた気がした昔の事、
でも何でいきなり…
「A!」
先を歩くAを呼び止めれば
いつも通りの顔で振り返った
『ん?』
「Aのせいで全部忘れた」
『へ?』
「昔なんて忘れたわ…ってか手のかかる子ほど可愛いし、愛しいって言うやろ?」
『私は子供かっ!笑』
少しだけザワっとしたけど
笑顔見たらかき消されていってしまった。
「ほんまに今日変やで?ほんまに大丈夫?」
『消化するから待っててね』
「消化って…」
消化って言われて初めて
伝わったてきた異変の意味。
だけどやっぱり心当たりはない…。
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作者名:Moon | 作成日時:2020年11月12日 0時