検索窓
今日:8 hit、昨日:13 hit、合計:208,436 hit

419...K ページ19

壱馬side


明らかに様子が変なのに
何も話そうとしないA。


「話したくない?」

『今は聞かないで欲しい、でも壱馬は何にもしてない自分の問題』

「わかった、けど俺が居ること忘れたらあかんで?」

『わかってる…』



あの短時間でAに何があったのか
俺には全く検討も付かない。

でも不思議と無理矢理
吐き出させようとは思わなかった。



「喜怒哀楽激しくて困った彼女さんやわ…」

『面倒臭い?前の彼女がいい?』

「へ?」

『何でもない、ほら行こ!』


初めて言われた気がした昔の事、
でも何でいきなり…


「A!」


先を歩くAを呼び止めれば
いつも通りの顔で振り返った


『ん?』

「Aのせいで全部忘れた」

『へ?』

「昔なんて忘れたわ…ってか手のかかる子ほど可愛いし、愛しいって言うやろ?」

『私は子供かっ!笑』


少しだけザワっとしたけど
笑顔見たらかき消されていってしまった。



「ほんまに今日変やで?ほんまに大丈夫?」

『消化するから待っててね』

「消化って…」



消化って言われて初めて
伝わったてきた異変の意味。

だけどやっぱり心当たりはない…。

420...H→←418



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (136 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
525人がお気に入り
設定タグ:川村壱馬 , THERAMPAGE , 吉野北人   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Moon | 作成日時:2020年11月12日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。