Mask＿2

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拷問って…
私何したんだ…
絶対失礼な事した…


「ほんとにごめん…なさい…」

壱馬「ええよ、別に。笑」

「あの…帰るには…」

壱馬「俺の家、空き巣に入られてええなら帰ってええで？笑」

「えー…」

壱馬「あ、呼ばれたわ！じゃあね？笑」

って切れた電話。

いや、帰れないじゃん…
空き巣何かに入られたらニュースになるわ…


壱馬風呂使いな?

って届いたメッセージ。

「ありがたく…」


しばらくたって
お風呂に入ってゆっくりした。

「好きな男に私、何したんだ…」

引くような事や嫌われる事してたら
どうしよう…

「あぁ…最悪…」

お風呂から出てベランダでタバコ。

「ふぅ…」

恋愛ってどんなだっけ？
芸能人だから好きになったわけじゃないけど
彼は紛れもなく芸能人で
釣り合う訳もなく…それに…

「仕事が1番なんだもんな…」


良く仕事優先だと話してる彼。
仕事と私どっち？何てバカな質問するような
女じゃないよ私は。
ただ、恋愛する気ない相手を
好きになったんだってそれなりに
落ち込むわけで…


「何で出会っちゃったんだろ…」


ただ画面越しで見るファンのままなら
楽だったのに。

りぃに言われた事が頭を過ぎる。
"出会ったのは同じなのに
何で臣じゃなく壱馬なの？"って…



そりゃ気付いちゃったからだよね
彼がマスクをしてる事に。
そのマスクを外したほんとの顔が
見たくなってしまったからだって。

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