Mask

39...M ページ39

慎side



飲み物選んで振り返ると
店員の男と話してるA。

近付いたら聞こえる会話に俺は
咄嗟に割り込んだ。

「俺が連れて帰るんで大丈夫っす！」

明らかに面白く無さそうな顔する
原くんだっけ？

何、明らかにAに好意あるじゃん
仲いいわけ？

当の本人は、鈍感だからまったく
気付いてないみたいだけど…。


だんだん顔つきが変わって来たあいつと
話させたくなくて
勝手に支払い済ませてAの
手を引いて外に出た。


「さっきの人と仲良いの？」

『ん？原くん？あそこのコンビニばっか使ってたら話すようになっただけ〜』

「ふーん…」

ま、俺の考えすぎか！笑

『ん？』

いきなりキョロキョロし出すA

「どうかした？」

『気のせいみたい！なんでもない！笑』

「怖いじゃん、やめてよ！」

『ふふ、早く帰ろ？笑』

「置いてくなし！荷物持ってんの俺！笑」

『あ、そうだった。』


俺達の階について部屋の前まで行く
壱馬さんに言われたからね？笑


「はい、荷物！」

『ありがとう！』

「沢山お世話になりました！早く入りな？」

『こちらこそありがとう！じゃあまたね？』

「また！おやすみ！」

『仕事頑張るんだよ？おやすみー！』


鍵を閉める音を確認して俺も
自分の家へ。
そして気にしてるであろうあの人に
メッセージ。


.任務完了です!笑

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