蛇下呂と恋仲になりませんか？

甘甘勘違い。　蛇足 ページ9

ガチャリ
蛇足「ただいまぁ〜」
A「あ、おかえりなさ〜い」
ん？蛇足さんが何かプレゼントっぽい袋を持って帰ってきた。
A「どうしたんですか？それ…」
蛇足「ん？あぁ、もうすぐクリスマスだから、自分にプレゼント。」
A「へぇ〜！何買ったんですか？」
蛇足「…見る？」
ガサガサと袋から出てきたのは……ピンク×緑のフリフリのメイド服。ご丁寧に同色のヘッドカチューシャまでついている。
A「…………え？」
え？うそ？え？ これを？蛇足さんが？
「自分にプレゼント。」
どうしようどうしようどうしよう。めちゃめちゃ真面目な顔で、「俺、実は女装が趣味なんだ。」 とか言われたら… そして着てみたメイド服がすさまじく似合っていて、それであの低音ボイスで「萌え萌えきゅ〜ん」なんて言われたら…
蛇足「はい。」
A「ふぇ？」
色々な事が頭を巡り、なぜか泣きたくなってきた私にメイド服を差し出した。
蛇足「これ着て。」
A「あ、はい。…ってええぇぇええええ！？」
ですよね〜…ってそれも結構問題である
A「え、わ、私、そういうのは…」
蛇足「さっき言ったじゃん、自分にプレゼントだって。メイド服着たAが、俺にとって最高のプレゼントなの…！」
と言ってくるりと私の方に背を向ける。恥ずかしいんだ…！
蛇足「早く着替えて。」
あ、さっさと着替えろという意味なんですね。
　 お着替え完了。
A「ど、どうですか…///」
蛇足「…………//////」ﾎﾟｶﾝ
こんなに口をあんぐり開けた蛇足さんを見たのは初めてだ。ただただ顔を赤くしたカップルが向かい合っている状況。
蛇足「かわ…いい…///」
A「そう…ですか。」
なんだ”そうですか”って。めちゃめちゃ嬉しいくせに。
蛇足「ち、ちょっとこっち来て。」
A「？なんですか？」ﾄﾀﾄﾀ
　 ぎゅっ
A「わわっ////」 蛇足「A…可愛すぎ…///」
抱きしめていた私の体を離し、私をまっすぐに見つめて言う。
蛇足「こういう所見せるのは、俺の前だけで…な？」
A「は…はい…//////」
蛇足「よしっ、じゃあ寝室いこうか。」
A「はい？」
蛇足「だいじょ〜ぶ。優しくするから。あ〜メイドAとにゃんにゃんするの楽しみ〜」
そして、私は一晩中、その黒い笑いの下敷きにされていたのでした。

おこちゃまご主人。　Gero→←デイスイデイズ。　Gero

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