『あーん?』 ページ36
「あ、じゃあ一口食べる?はい、どうぞ」
そういって差し出されたオムライスが乗っかったスプーン。
え、これはこのまま口に入れていいの?
え、てかこれ俗にいうあーんてやつ?
え、ていうか同じスプーン?
『え、いや、あの、』
「はい、はやく口開ける。落ちちゃうよ」
『は、はい!……ん、美味しい。』
でしょぉ?と笑うFBさんに完全にノックアウトな私。
もう…これ以上好きにさせないで下さい…。
『…そういえば最近気になる子とはどんな感じですか?』
「えっいや、うーん、ぼちぼちかな!そういうAちゃんは好きな人とかいないの?」
それがあなたなんですって。言えたらいんだけどやっぱりまだ勇気が出なくて。
『いる…けど片想い…たぶんダメな片想いです。』
「そうなんだ…Aちゃんも片想いなんだね…。」
そう言ったFBさんはどこか悲しそうな顔をしているようにみえた。
二人とも食べ終わりお店をあとにし、また駅まで送ってもらってしまった。
駅までの最中、たわいもない会話をしてたがずっとあの悲しそうな顔が頭から離れなかった。
続く お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
←『食欲旺盛』
47人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
電話帳II(プロフ) - こんにちは!はじめまして。作者さんのギャグセンスが良すぎて定期的に読みたくなります...(笑)更新待ってます! (2018年6月9日 0時) (レス) id: 4894d22b80 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:柚木ましろ | 作成日時:2016年12月9日 23時