【カオス】ラブシュトーリーは突然に。 (ページ33)

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『自宅待機』ページ33

　

『どれがいいんでしょうか…』

「そうだねぇ…これとか良さそうだけど」

俺は何故かいま、Aちゃんと楽器屋さんに2人できている。

その理由は遡ること2日前、、、

『そういえばライブ用の機材の準備すっかり忘れてた…やばいメンバーに殺られる…』

「バカかよもうすぐじゃんライブ」

『(あろまさん…私は上達することで頭がいっぱいだったのです…そして何故当たり前のように皆さん家にいるのでしょうか…)』

「脳内に直接語りかけてくんな」

そんなあろまの返しにへこんだAちゃんはどうしようと頭を抱えている。

「きっくんに頼んで一緒にお店行けば？」

『ああ！その手がありました！詳しい人がこんなに近くに、、、ってあれ？そういえば今日きっくんは？』

そういや珍しくきっくんの姿がない。今日はあろまに連れられてえおえおと来たけどきっくんはいなかった。

「きっくん？きっくんなら自宅にいるでしょ」

『え？』

「え？まさかきくお体調でも悪いの？」

「え、普通に風邪引いて熱出してるけど？」

あのきっくんが風邪なんて引くのか、というか馬鹿でも風邪は引くんだという驚きを隠せない。

『えっあれ本当だったんだ…きっくんから風邪引いたので看病して下さいってLINEできて嘘だと思ったからとりあえず爆笑スタンプ送っちゃったんですけど…』

「すげー煽りじゃんそれwwwさすがのきっくんもへこんでるよいまwww」

「きっくんかわいそうww」

やっぱりみんな思うことは一緒なんやなぁ…きっくんはバカってことで。

　