【カオス】ラブシュトーリーは突然に。 (ページ20)

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『不祥事』ページ20

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押しかけてきた時はまじかこいつらしばき倒そうかまで思ったけど、こうして自分が作った料理を美味しいと言ってもらうなんてなかなかなくて素直に嬉しい。

が、

『やっぱりえおえおさんにも食べてほしいな…』

とちらっとソファーで眠る彼を見るが、まだご就寝中のようだ。

「あ、きっくんコショウとってー」

「あ？お前の目の前にあるべや」

「ほんとだ…がははは！！！」

仲良く(?)ご飯を食べてる彼らを微笑ましくみながら私は再度えおえおさんを起こすことに。

『えおえおさーんご飯できましたよー。早く起きないとラーメン伸びちゃいますよー。』

耳元で小声で言ってみるが反応がない。
くっ……ここまできたら意地だ！ぜったいに起こしてやる。

『えおえおさーん！朝ですよ！コケコッコーですよっとうわああ！？！？』

「んー………うるさ……。」

『ちょ、えおえおさん！？離してください！！寝ぼけてます！？！？えおさーん！？』

「ぐー…………………。」

いやいや抱きついてそのまま寝るとかこの人どんだけ睡魔に弱いの！？むしろ器用だな！？

「はぁ！？ちょっちょ、ちょっとこら！えおえお！離せって！もー！」

「ぶはぁっ！！！！」

きっくんが気づいてくれてなんとかえおえおさんをはがしてくれた。いやー…助かった…。

「おまっ、汚ねぇ！お茶吹くなや！」

「ご、ごめんあろま。いま拭く…。」

「えおえお！おい！起きろ！」

「んー………？…………きっくんだ。」

「きっくんだ、じゃねーよ！お前な〜！寝ぼけるというワザを使ってAに抱きついてんじゃねぇよ！俺でさえまだ抱きついたことねんだぞ！」

いや、きっくんが抱きつくことは全く関係ないしね。それより後ろの彼らは何をしてるんだ。なんで床が濡れてるんだ。返答次第じゃハエたたき持ってくるぞ。

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