【カオス】ラブシュトーリーは突然に。 (ページ27)

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『事案』ページ27

　

流れで抱き寄せてしまったが実はとてもすごく緊張している。いや、積極的にいこうとは思ったけどね？きっくん大人だし？ここは余裕みせたいよね！ウン！

「ってめっちゃ良い匂いするし…」

『えっなんですか？てかそろそろ離しません？』

Aの髪の毛めっちゃ良い匂いするしなんか久々にこんな近くに女の子いるとまじ、なんかこう、ムラっと…

『え、なんか顔近くないですか？あれ？きっくんさーん？おーい…えっえっ、ちょっ！？』

「A…俺…」

「カシャッ」

「『えっ？』」

「うえーい撮ったり～さぁて週刊文春にでも売りに行くとするか〜今夜は焼き肉だ～」

「はぁ！？ちょ、あろまお前いつからいた！？ていうかどうやって入った！？」

音がしたと思えばそこにはスマホを片手にニヤニヤしてるおっさんがいて、

「いや普通に鍵空いてたわ。あ、閉めといてあげたから。」

「わじか！サンキューあろま！っじゃなくて！まず１回落ち着こうか！落ち着け俺ぇ！」

『あろまさぁん！今日のきっくん変なんです！助けてください〜！』

「お～よしよし、きっくんはな、最近ちょっと病にかかってしまってな、恋の病てきなﾌﾞｯ…」

こいつ！！！笑えるか！！！！

「まじでお前なにしに来たの？今日放送じゃねーよな？」

「ん？ああ、忘れ物取りに来た。よーし、じゃ俺はきっくんとAの弱味も握ったし帰るかな〜」

忘れ物って…タイミング悪すぎやしませんか？ってか俺とAの弱味って…

「この写真使い勝手良さそうだな～www」

「おまっ！消せや！！！」

『あろまさぁん！？それ私は被害者ですからね！？変な話広めないでくださいよ！？』

スマホに写っているのは顔が真っ赤なAと、そのAの肩を抱いてキスをしようとしている…完全なる俺。

「ふっふっふ…サラダバー！」

「おいっちょっ！こら待てあろま！！」

『あろまさぁぁぁん！！！』

やべぇ最悪。

　

　