糖分補給2 ページ7
背後にオモ〜イ気配を感じて恐る恐る振り返る。そこには魔王のような形相で見下ろしている飛彩先生が居た。
「ひゃあっ！飛彩先生！(出たッ！)」
「A…貴様、俺の大事な糖分を」
「ひい〜！ごめんなさい！ごめんなさい！だってあんまり美味そうでつい…っ」
「今すぐ返せ」
「そんなぁ〜もう全部お腹の中に…、無理です！」
「まだ残っているだろう」
「え？」
どこに？？
目の前の空っぽのお皿に首を傾げる。
すると、飛彩先生の手がスッと伸びてきて、そっとわたしの頬に触れた。
「え…？」
真っ直ぐにわたしを見つめたまま、その栗色がかった前髪がさらりと落ちて。氷のようなその瞳が目の前まで迫ってきて。
「ンっ…」
いきなり唇に触れた柔らかな感触。
目を丸くして固まった。
なにコレ？
一瞬遅れで脳が反応した。
キス！？されてる…ッ！？
目の前の現実に処理が追い付かずアタマの中はショート寸前に陥って。息も出来ずにぎゅっと目をつぶった。余計に感触が鮮明になる。
「…っ」
どうにも抗えない。
少し強引で、でもとても甘い甘いそのキスに。
身も心も溶けて。
頭がクラクラして。
ゆっくりとその唇が離れていってやっと解放された瞬間、呆気なく腰が砕けた。
その場にへなへなと座り込む。
「ひ…、飛彩…先生……？」
先生はちょっと赤い顔をして、ふい、とそっぽを向いた。
「…唇に甘そうなクリームをたっぷりと付けているお前が悪い」
「なっ…！」
「多少の糖分補給にはなった。コレに懲りたらもう俺の糖分を横取りするな」
「〜〜！」
ぷい、とさっさとCRを出ていく飛彩先生。扉が閉まった。
「なななんなのいきなり…っ…(ドキドキドキ…)」
突然のキス。
それはどんなケーキよりも、
甘く心を乱して。
虜にする。
『糖分補給』
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はむぽこ(プロフ) - 彩希さん» やっとひいろ先生の続編始めたよ〜♪( ´▽｀) (2017年7月30日 16時) (
レス) id: 3ea697d049 (このIDを非表示/違反報告)
はむぽこ(プロフ) - 彩希さん» ちょっと書いてみる(>_<)できるかなぁ〜。。 (2017年7月19日 12時) (レス) id: 3ea697d049 (このIDを非表示/違反報告)
彩希 - ひーろ先生の続編みたい！！ (2017年7月18日 14時) (レス) id: 0a944ca153 (このIDを非表示/違反報告)
はむぽこ(プロフ) - 彩希さん» ちょ〜雷鳴ってるー！めっちゃ光った〜(;゜0゜)続編さあ短編の続編出すか前に書いたひいろ先生話の続編書くか迷っててさ〜。どっちにしろ夏なカンジの話書きたいんだけどねぇ。 (2017年7月16日 18時) (レス) id: 3ea697d049 (このIDを非表示/違反報告)
彩希 - お楽しみ頂きました(笑)続編楽しみにしてるよー！！ (2017年7月16日 17時) (レス) id: 0a944ca153 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はむぽこ | 作成日時：2017年4月30日 23時
