天才外科医は家庭教師3 ページ50
思わずきゅっとひいろ先生の胸に抱き付いた。
「っ！…おい…！」
ちょっとびっくりしたよーに反応した先生。
「……だいすき…」
「！」
目の前のスカイブルーのワイシャツ。先生の淡い香り。
どきどきしてたまらなくてぎゅっとシャツを握り締めた。
しばらくそのままじっとしてたら、そっと頭を撫でられた。
「…いつまでそうしているつもりだ？」
顔を上げたら、すぐ目の前のひいろ先生は優しい目をしてて。また胸の中がどきりと跳ねて思わず身体がびくりと固まる。ひいろ先生は困ったように少し眉を下げた。
「…何を身構えている」
「だ、だって…っ」
「…キスでもされると思ったか？」
「！////」
「安心しろ。コドモ相手に手など出さない」
「…っ」
離れようとしたひいろ先生のシャツの袖をきゅ、と握り締めた。
「……して」
「何？」
「き、キス……して……っ」
「…何を言っている」
「コドモじゃないもん…！」
「！」
気付いたら思わず涙が溢れてた。
「コドモ扱い…しないでっ」
「……」
「ちゃんとひいろ先生のこと…好きだもん…」
「……フゥ……コドモのくせに…」
そう小さく呟いて、わたしの頬に触れて涙を拭うと。
……とん、とオデコにあたった柔らかな感触。
「……＿＿＿」
胸が苦しくなっちゃうくらいの優しいキス。
息も出来なくて。
このまま時間が止まっちゃえばいいのに。
ずっとずっと、こうしててよ？
_____コンコン
「！」
いきなりのノックに二人して弾かれるようにバッと離れた。何事もなかったように定位置に戻る。
ガチャ
「ご苦労様です先生、お茶入りましたがいかがですか？」
「……お構い無く」
「お母さん、あ、ありがと…っ////」
ケーキと紅茶を置いて出ていくお母さん。
しーーーーん……
「………」
また静かになった部屋。ちら、とひいろ先生を見るとその仏頂面はちょっと赤くなってた。
「あれ…なんか顔赤い？」
「黙れ///(ギロッ)」
「ひゃ！ごめんなさい！」
「お前がキスなどねだるからだ…本当に勉強する気があるのか」
「ちゃ、ちゃんとやるよぉ」
「まあいい…とりあえず糖分補給だ。それとも…」
「え？」
くい、と軽く顎を上げられた。
「先ほどの続きでもするか？」
「…っ○△□！！？////」
「冗談だ。真っ赤だぞ。お前はタコか」
「ひどい〜〜っ！////」
もう、勉強なんか出来ない。
頭の中はひいろ先生で一杯だよ？
『天才外科医は家庭教師』
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はむぽこ(プロフ) - 彩希さん» やっとひいろ先生の続編始めたよ〜♪( ´▽｀) (2017年7月30日 16時) (
レス) id: 3ea697d049 (このIDを非表示/違反報告)
はむぽこ(プロフ) - 彩希さん» ちょっと書いてみる(>_<)できるかなぁ〜。。 (2017年7月19日 12時) (レス) id: 3ea697d049 (このIDを非表示/違反報告)
彩希 - ひーろ先生の続編みたい！！ (2017年7月18日 14時) (レス) id: 0a944ca153 (このIDを非表示/違反報告)
はむぽこ(プロフ) - 彩希さん» ちょ〜雷鳴ってるー！めっちゃ光った〜(;゜0゜)続編さあ短編の続編出すか前に書いたひいろ先生話の続編書くか迷っててさ〜。どっちにしろ夏なカンジの話書きたいんだけどねぇ。 (2017年7月16日 18時) (レス) id: 3ea697d049 (このIDを非表示/違反報告)
彩希 - お楽しみ頂きました(笑)続編楽しみにしてるよー！！ (2017年7月16日 17時) (レス) id: 0a944ca153 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はむぽこ | 作成日時：2017年4月30日 23時
