天才外科医は家庭教師1(鏡飛彩) ページ48
ちらっと時計を見る。
もーすぐ約束の時間。今日は主治医のひいろ先生がウチに来る日なんだ。ジョーダンで勉強教えてくださいって言ったらオッケーされちゃった！ケド、も〜なんか胸の中がどきどきそわそわ落ち着かない。勉強どころじゃないよぉ。
「あれっ？なんかスゴイ車。もしかして…」
うちの真ん前に停まった高級車。運転手が扉を開けると降りてきたのは整えられた栗色の髪と真っ白な白衣をさらりと着こなしたその人。
「わ！やっぱりひいろ先生だ！お車で！？さすがお坊っちゃま…」
「先生今日は本当にありがとうございます。お忙しいのにわざわざ足を運んでいただいて…」
「いえ…。お邪魔します」
すでに目がハート状態のお母さんに丁寧に菓子折を渡して挨拶すると、ひいろ先生はスッと靴を綺麗に揃えて玄関に上がる。(わぁ〜…なんか育ちが違うってカンジ…)
そのスマートな立ち居振舞いにぽーっとしちゃう。
「ほらっAちゃんと挨拶しなさい」
「ひいろ先生、よろしくお願いします！」
「ああ」
「先生ごゆっくりどうぞ！じゃあねA、失礼のないようにね！」
「は〜いっ。あの、こちらですっ」
「…邪魔する」
二階のわたしの部屋へと案内すると扉を閉めた。
パタン。
シーーーーン…
「……」
自分の部屋に二人っきりって緊張する…っ！ひいろ先生はチラリと部屋を見回した。
「ココがお前の部屋か。予想よりは片付いているようだな」
「あはは…(だってめちゃくちゃ掃除しまくったもん)」
「座るぞ」
どき。
白衣を脱いでネクタイを緩める先生。小さな丸いローテーブルに寄せられたクッションに隣り合わせに座る。
「えへへ、なんかひいろ先生がわたしの部屋にいるなんて新鮮〜」
「浮かれるな。今日は勉強会だという事を忘れたのか」
「わかってるよぉ。でもさ、オヤツとか食べながら楽しく…」
「貴様(ギロッ)」
「ひっ！」
「そんな事で来週のテスト期間を乗り切れると思うのか。完璧に理解出来るまでこの俺がしごいてやる」
「(コワイ〜…！)」
「つまりこの定理は…」
天才外科医のひいろ先生が勉強教えてくれるなんて夢みたい…。
つい膨らむ想像。
『A。詳しく説明してやる。もっと俺の傍に来い』
『う、うん////せんせーこれでい〜い？』
『正解だ。よく出来たな(ぽんぽん)。ご褒美のハグだ(ぎゅっ)』
『きゃああ///』
ぽわわん…
「おい、聞いているのか」
「へ？」
「ボーッとするな。どこが分からないと言うんだ？」
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はむぽこ(プロフ) - 彩希さん» やっとひいろ先生の続編始めたよ〜♪( ´▽｀) (2017年7月30日 16時) (
レス) id: 3ea697d049 (このIDを非表示/違反報告)
はむぽこ(プロフ) - 彩希さん» ちょっと書いてみる(>_<)できるかなぁ〜。。 (2017年7月19日 12時) (レス) id: 3ea697d049 (このIDを非表示/違反報告)
彩希 - ひーろ先生の続編みたい！！ (2017年7月18日 14時) (レス) id: 0a944ca153 (このIDを非表示/違反報告)
はむぽこ(プロフ) - 彩希さん» ちょ〜雷鳴ってるー！めっちゃ光った〜(;゜0゜)続編さあ短編の続編出すか前に書いたひいろ先生話の続編書くか迷っててさ〜。どっちにしろ夏なカンジの話書きたいんだけどねぇ。 (2017年7月16日 18時) (レス) id: 3ea697d049 (このIDを非表示/違反報告)
彩希 - お楽しみ頂きました(笑)続編楽しみにしてるよー！！ (2017年7月16日 17時) (レス) id: 0a944ca153 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はむぽこ | 作成日時：2017年4月30日 23時
