ドクターヒーロー3 ページ43
ドオンッ！！
「え！？」
いきなりした大きな音。
何？外からした！
痛みがちょっと引いてきたお腹のあたりにシーツをギュッと抱えて窓から外を見た。
「！！？」
窓の外には暴れている怪物。病院のテレビでやってたニュースで見た、バグスターっていう怪物とそっくり。恐怖でガクガクと身体が震える。
ど、どうしよう…！此処一階だもん、逃げてもきっと追い付かれちゃう。もう直ぐそこに居る…！つんのめりながら慌てて逃げようとしたら、怪物がこちらを振り返った。
「！！(こっちに来る…！！)」
もう動けなくてその場にへたり込んだ。
「Aっ！！」
「！！」
駆け込んできた鏡せんせいがわたしの前にバッと庇うみたいに立ちふさがった。
「早く逃げろ！」
「あ、わ、足が…」
「く…っ！(コイツを逃がしている暇はない！)」
怪物が武器を構えて、こっちへ狙いを定めた。
『タドルクエスト！』
「！！！」
瞬間、目の前のせんせいの姿が一瞬にして変化して、青い仮面の戦士になった。目の前の怪物に立ち向かっていくせんせい。
バキィッ！！
「ッ！」
「きゃ！」
怪物の大っきな武器に弾かれて思いっきり地面に叩き付けられて…。
攻撃をまともに受けて地面に転がる苦しそうな姿に思わず目を伏せる。
でも、すぐにせんせいは立ち上がって、また向かってく。
ドッ！！
敵に反撃して、激しいぶつかり合い。
ガッ！！ドカ！！
「ぐ！が…！」
「…っ」
何度弾かれても、叩き付けられても立ち上がって怪物に立ち向かって行くせんせいの後ろ姿。けれど、怪物の強力な一撃にまた打ちのめされて。
ダァン…ッ！！
「…ッ！！」
「やだ…っあぁ！も、やめてよぉっ！」
いつの間にかボロボロ涙が溢れてた。
どーして？
相手は自分よりもずっとずっと大きくて強い怪物なのに…
どんなに頑張ったって勝てないかもしれないのに…
どーして？
どーして…向かっていけるの……？
「はぁ…はぁ…」
地面に両膝を付いて苦しそうに激しく上下しているその背中が滲んだ。
『…ならばさっさと諦めろ。』
『戦う意志のない奴など此方から願い下げだ。』
胸に響いたせんせいの言葉。
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はむぽこ(プロフ) - 彩希さん» やっとひいろ先生の続編始めたよ〜♪( ´▽｀) (2017年7月30日 16時) (
レス) id: 3ea697d049 (このIDを非表示/違反報告)
はむぽこ(プロフ) - 彩希さん» ちょっと書いてみる(>_<)できるかなぁ〜。。 (2017年7月19日 12時) (レス) id: 3ea697d049 (このIDを非表示/違反報告)
彩希 - ひーろ先生の続編みたい！！ (2017年7月18日 14時) (レス) id: 0a944ca153 (このIDを非表示/違反報告)
はむぽこ(プロフ) - 彩希さん» ちょ〜雷鳴ってるー！めっちゃ光った〜(;゜0゜)続編さあ短編の続編出すか前に書いたひいろ先生話の続編書くか迷っててさ〜。どっちにしろ夏なカンジの話書きたいんだけどねぇ。 (2017年7月16日 18時) (レス) id: 3ea697d049 (このIDを非表示/違反報告)
彩希 - お楽しみ頂きました(笑)続編楽しみにしてるよー！！ (2017年7月16日 17時) (レス) id: 0a944ca153 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はむぽこ | 作成日時：2017年4月30日 23時
