ドクターヒーロー1(宝生永夢、鏡飛彩) ページ41
「あっ永夢せんせーだ！」
「永夢せんせ〜」
「みんな〜もう熱はかった？(にこっ)」
「まだだよ！」「わたしもまだー！」
「永夢せんせーはかってよぉ」
「え〜〜じゃあ順番順番！」
賑やかな小児病棟。輪の中心にはニコニコ優しい大好きな永夢せんせい。せんせいが来ると不思議と病棟がふんわり温かい空気になるんだ。
「あ…」
永夢せんせいの所へ行こうとして、つかつかと向こうから歩いてくるその姿を見たとたんびくりと足が止まった。
「研修医。ここを保育園か何かと勘違いしているのか」
「飛彩さん！」
「他の患者が控えている。さっさとしろ。」
「は、はい！」
その威圧感に身体がこわばる。
また…。いつもこうなっちゃう。鏡せんせい怖くて苦手で、固まっちゃうんだ。だって永夢せんせいみたいに優しくないし、笑ったとこ一回も見たことないんだもん…。
一瞬だけこっちを見た鏡せんせいと目が合った。
「！(びくっ)」
「……」
鋭くて冷たい眼。思わずバッと目を反らした。下を向いてたら鏡せんせいは廊下の向こうへ歩いて行っちゃった。
「あ、Aちゃん。ほらっ、早くこっちおいでよ？(にこっ)」
「！う、うん…(ホッ…)」
やっぱり優しいせんせいが好きだもん。永夢せんせい、いつだってすぐに気が付いてこうやって笑いかけてくれるから。
「…えむせんせ、だいすき」
「え？」
「ううん////なんでもないよ？」
「？？」
キョトンとしてるせんせい可愛いな。
「わっ！(どでんッ！)」
「あはは永夢先生またコケてる〜」
「あいたた…」
「えむせんせっ、だいじょぶ？」
「う、うん、Aちゃんありがと〜」
もう。おっちょこちょいでよく転けちゃうんだから…ちょっと心配。
「気をつけなきゃダメだよ？」
「は〜い」
「宝生先生ったら小3の子に叱られちゃうなんてどっちが子供だか分からないですね(くすくす)」
「す、すみません…」
看護師長さんにからかわれて小さくなってる永夢せんせい。めったに怒ったりなんかしないしいつも優しい笑顔。
…だいすき…！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 89人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はむぽこ(プロフ) - 彩希さん» やっとひいろ先生の続編始めたよ〜♪( ´▽｀) (2017年7月30日 16時) (
レス) id: 3ea697d049 (このIDを非表示/違反報告)
はむぽこ(プロフ) - 彩希さん» ちょっと書いてみる(>_<)できるかなぁ〜。。 (2017年7月19日 12時) (レス) id: 3ea697d049 (このIDを非表示/違反報告)
彩希 - ひーろ先生の続編みたい！！ (2017年7月18日 14時) (レス) id: 0a944ca153 (このIDを非表示/違反報告)
はむぽこ(プロフ) - 彩希さん» ちょ〜雷鳴ってるー！めっちゃ光った〜(;゜0゜)続編さあ短編の続編出すか前に書いたひいろ先生話の続編書くか迷っててさ〜。どっちにしろ夏なカンジの話書きたいんだけどねぇ。 (2017年7月16日 18時) (レス) id: 3ea697d049 (このIDを非表示/違反報告)
彩希 - お楽しみ頂きました(笑)続編楽しみにしてるよー！！ (2017年7月16日 17時) (レス) id: 0a944ca153 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はむぽこ | 作成日時：2017年4月30日 23時
