バグスター彼氏4 ページ20
次の瞬間、周りの景色が変わって気付いたら高い高いビルの上だった。
「は？」
ピュウと吹く風。足下はぷらぷらと何にもなく、地上は遥か下。
「ぎゃあぁああ！！」
「おっと暴れんなよ」
「だ、あわ、だだだってココッ！！び、ビルの上ッ！？」
悲鳴を上げながらパラドにもう必死で抱き付く。ガタガタしながら恐る恐る下を見たらやばい。気を失いそう。落ちたらまっ逆さま。この高さじゃ一瞬で終わりだから。
「そんなにびびんなよ。俺に掴まってれば大丈夫だって。ほら、見てみろよ」
「え……？」
そう言われてパラドが私を抱えたまま顎で見ろよと示した。目の前に広がるキラキラ輝く夜景。人間だったらこの位置からは絶対見られないその景色。
「わ……綺麗……！」
「だろ？」
「うん！」
一瞬で怖さが吹き飛んだ。目の前の光景にもう全部忘れてた。うん、バグスターってのも案外便利なのかもね？そう思ってたらパラドがポツリと言う。
「人間はオレたちバグスターの敵だ」
「……」
「でも、お前だけは特別だ。お前はオレが初めて愛した女だからな」
「…！////(また恥ずかしげもなくそんなセリフを……)……そ、そーですか」
「もしも人間にもバグスターにも追われて、たとえ世界中全部敵に回したとしても、お前だけは守ってやるよ」
「…！」
その自信に満ちた瞳で。
「あ…、ありがと……」
最高に強気で熱い台詞。
なんでもかんでもオレルールなパラドらしいや……。
でも、
……嬉しいよ……
「なあ。まだオレが人間だったら良かったって思うか？」
「え。まあ…そりゃね。でも、パラドはパラドだもんね？」
「フッ、だよなあ」
バグスターでもなんでもいいよ。
やっぱりパラドが好きだもん。
前途多難な恋。
人間とバグスターの恋なんて聞いたことない。
だけど。
ずっとずっと、
『一緒にいようよ』
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はむぽこ(プロフ) - 彩希さん» やっとひいろ先生の続編始めたよ〜♪( ´▽｀) (2017年7月30日 16時) (
レス) id: 3ea697d049 (このIDを非表示/違反報告)
はむぽこ(プロフ) - 彩希さん» ちょっと書いてみる(>_<)できるかなぁ〜。。 (2017年7月19日 12時) (レス) id: 3ea697d049 (このIDを非表示/違反報告)
彩希 - ひーろ先生の続編みたい！！ (2017年7月18日 14時) (レス) id: 0a944ca153 (このIDを非表示/違反報告)
はむぽこ(プロフ) - 彩希さん» ちょ〜雷鳴ってるー！めっちゃ光った〜(;゜0゜)続編さあ短編の続編出すか前に書いたひいろ先生話の続編書くか迷っててさ〜。どっちにしろ夏なカンジの話書きたいんだけどねぇ。 (2017年7月16日 18時) (レス) id: 3ea697d049 (このIDを非表示/違反報告)
彩希 - お楽しみ頂きました(笑)続編楽しみにしてるよー！！ (2017年7月16日 17時) (レス) id: 0a944ca153 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はむぽこ | 作成日時：2017年4月30日 23時
