突然の雨1(花家大我) ページ14
「……やまねえな」
「ねー」
デートの帰り道でいきなり降ってきた雨。二人で急いで近くの木の下に入った。ザアザアと降ってる夕立。
ぽたっ
「ひゃっ！つめた！」
「ココじゃどのみち濡れんな。走るか？」
「え〜」
「ホラ、行くぜ」
雨の中に出ようとする大我。
「待ってよぉ」
そしたらいきなりその長身に纏った白衣を脱いで渡された。
「コレかぶってろ。ちょっとは防げんだろ」
「でも大我濡れちゃうじゃん…っ」
「じゃシェアするか？」
そう言って白衣をバサッと被せられた。白衣の中ですぐ目の前に大我の長身。
「！(ち、近いってば///！)」
「行くぜ。おい、もっとくっつけ。濡れんだろ」
「う、うん……」
雨の中を小走りに走ってく。大我の身体がほぼ密着状態でどきどき胸の音がうるさい。
廃病院まで急いで走ってきたけど二人とも結局全身もうびっちゃびちゃ。
「わ〜……結局濡れちゃったね」
「ち、コイツじゃ気休め程度にしかならなかったか」
大我はばさりとびしょびしょの白衣を放って私にタオルを渡してきた。
「風邪引く前にコレで頭拭け」
「うん」
どき…っ！
つい胸の中が跳ねた。雨で濡れた大我の髪から水滴が滴り落ちて、なんかすごく色っぽくて。
「張り付いて気持ちわりぃ」
そう言って大我は目の前で黒いシャツを脱いだ。ごつごつした男っぽくて広い背中。
「〜！/////(い、いきなり脱がないで！無理！見れない〜〜！)」
とか思いつつもついちらちら見ちゃう。
「なんだよ、ジロジロ見てんじゃねえ。早く頭拭け。てめえも服びしょびしょじゃねえかよ。脱がしてやろうか？」
「え…ッ///」
「なに恥ずかしがってんだよ。何度も見せてんじゃねえか」
「そ、そう言うこと言わないでっ///！」
「うるせえ。そのまんまじゃ風邪ひいちまうだろーが」
「！」
大我が私の服に手をかけた。
「…っ…！」
すぐ目の前に迫った大我の瞳。
こ、来ないで〜！
ぎゅっと目をつぶった。
ドキドキドキドキ……
もうどきどきし過ぎてどうにかなりそう……。
「………？」
ちょっとの間。恐る恐る目を開けたら、大我はフ、と困ったように笑ってた。
「そんなびびんな。ジョーダンだよ。風邪引く前にもうシャワーして来やがれ」
「う、うんっ」
「ほらよ、タオル。服もテキトーにオレのやつ持ってけ」
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はむぽこ(プロフ) - 彩希さん» やっとひいろ先生の続編始めたよ〜♪( ´▽｀) (2017年7月30日 16時) (
レス) id: 3ea697d049 (このIDを非表示/違反報告)
はむぽこ(プロフ) - 彩希さん» ちょっと書いてみる(>_<)できるかなぁ〜。。 (2017年7月19日 12時) (レス) id: 3ea697d049 (このIDを非表示/違反報告)
彩希 - ひーろ先生の続編みたい！！ (2017年7月18日 14時) (レス) id: 0a944ca153 (このIDを非表示/違反報告)
はむぽこ(プロフ) - 彩希さん» ちょ〜雷鳴ってるー！めっちゃ光った〜(;゜0゜)続編さあ短編の続編出すか前に書いたひいろ先生話の続編書くか迷っててさ〜。どっちにしろ夏なカンジの話書きたいんだけどねぇ。 (2017年7月16日 18時) (レス) id: 3ea697d049 (このIDを非表示/違反報告)
彩希 - お楽しみ頂きました(笑)続編楽しみにしてるよー！！ (2017年7月16日 17時) (レス) id: 0a944ca153 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はむぽこ | 作成日時：2017年4月30日 23時
