おしえて？2 ページ13
「よって、この公式により導き出される解答は…」
ぽ〜…
目の前で問題集に目を落とした真剣なカオ。
長い睫毛。整った目鼻立ち。
やっぱりお兄ちゃんてかっこいいなぁ〜…。聖都大学医学部一の天才って言われてる飛彩お兄ちゃん。Aの自慢のお兄ちゃんだもん。
「分かったか？」
「え？(やば。聞いてなかった)」
「いま説明したばかりだろう。やる気があるのか？つまりここは…」
「え〜全然わかんないよー」
「だ、だからだな！一体どこが分からないというんだ！？」
「え…、全部」
「〜！」
呆れた顔でフゥと息をつくお兄ちゃん。
「全く困った奴だ…。一体学校の授業中はどうなっている。やっていけているのか？(やはり俺が傍に居なければコイツはダメになる)」
「ちゃ、ちゃんとやってるよぉ？」
時計を見たらちょうど１５時。
「ねー疲れちゃったよぉ。おやつ食べよ？」
「…やれやれ、仕方のない奴だ。もう１５時か…、そろそろ糖分補給にするか」
「やたっ♪取ってくるねー」
かちゃ
「お菓子持ってきたよ〜」
「ああ」
「きゃっ！」
「！あぶなっ！」
どたん！
ちゅ
「「…っっ！！？」」
目を丸くしたまま固まった。
転けそうになったトコを受け止めて下敷きになったお兄ちゃんと。
合わさった二人の唇。
しーーーーーん……
ほんの少しの間のあと。
「…っ！」
バッ！
真っ赤になって急いで離れた。
「ご、ごめんねっ(…お兄ちゃんと……キスしちゃった…！)」
「き、気をつけろ…！」
ちらりと見るとそっぽを向いたその顔がちょっと赤い。
「ねえ、……教えて…？」
「何？」
「き……、キスの……仕方」
「！」
いきなり何を言い出すんだって怒られるかなって思ったのに。
「……知りたいか」
どきどきどき
「………教えてやる」
そう言うとその大きな手が包むようにわたしの頬に触れて。
「A…目を閉じろ」
「う、うん」
「少し…上を向け」
「こ、こう…？」
「それでいい………」
そう囁いて。キスされた。
ドキドキして。
甘くて。
優しくて。
溶けちゃいそう＿＿＿。
「…分かったか？」
耳元に響く甘い低音。
真っ赤な顔で頷いた。
ねえ、もっといろんなコト。
『おしえて？』
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はむぽこ(プロフ) - 彩希さん» やっとひいろ先生の続編始めたよ〜♪( ´▽｀) (2017年7月30日 16時) (
レス) id: 3ea697d049 (このIDを非表示/違反報告)
はむぽこ(プロフ) - 彩希さん» ちょっと書いてみる(>_<)できるかなぁ〜。。 (2017年7月19日 12時) (レス) id: 3ea697d049 (このIDを非表示/違反報告)
彩希 - ひーろ先生の続編みたい！！ (2017年7月18日 14時) (レス) id: 0a944ca153 (このIDを非表示/違反報告)
はむぽこ(プロフ) - 彩希さん» ちょ〜雷鳴ってるー！めっちゃ光った〜(;゜0゜)続編さあ短編の続編出すか前に書いたひいろ先生話の続編書くか迷っててさ〜。どっちにしろ夏なカンジの話書きたいんだけどねぇ。 (2017年7月16日 18時) (レス) id: 3ea697d049 (このIDを非表示/違反報告)
彩希 - お楽しみ頂きました(笑)続編楽しみにしてるよー！！ (2017年7月16日 17時) (レス) id: 0a944ca153 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はむぽこ | 作成日時：2017年4月30日 23時
