【文スト】【コナン】探偵社のチート少女は米花町出身である

三十五話 ページ41

_____あの人に昨日

『愛してる』

と云われた。

有れが真意か如何かは判らなかったけれど。


「A幹部補佐、太宰幹部がお呼びです」


急に話し掛けられ、肩をびくつかせると、後ろから声が聞こえて来た。


「おい、あんな青臭い餓鬼にはやっぱり太宰幹部の補佐なんて__」


「否、餓鬼だからこそ、首領は彼奴を太宰幹部の補佐にしたんじゃねーか。

幾ら悪魔の申し仔と称された太宰幹部でも、餓鬼に辛くは当たらんだろう」


嗚呼、莫迦だな。
全部聞こえてるのに、さ。


其れにあの人は子供だからと云って甘やかしたりはしない。



一回任務の時に異能発動が一寸遅れただけで、平手打ちされた。

でも、有れもお母さんと同じ。私の為に遣って呉れているの。


其れを前居た所の人に云ったら、怪訝な顔をされた。

やっぱり、周りの偽善者(傍観者) は何も分かって無い。なーーーーんにも知らない癖に。

『今、行きます』


歩き始めると其れと同時に周りはヒソヒソと話し始める。

嗚呼、早く帰りたいな。

_____織田作の元へ。

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京極夏彦

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