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崩壊の始まり ページ17
あの日、
あの時。
出会っていなければ、
今の幸せなど、手に入らなかったのに＿
闇はすぐそこまで、
迫っていた。
虫が地面を這うように、
忍び寄る、その大きな影に、
呑み込まれるものが、＿人…
.
｢後悔｣そんなものはしないと、
笑っていた自分が、
憎らしくて堪らない。
失う覚悟なんて、していないから。
『俺はこの手を、離さないよ。』
向けられなくなったその言葉を、
求める私は、何なのだろう。
苦しんで、もがいて、悩んで。
その結末に、見える景色が
貴方の幸せなら…
.
涙を零した、青い花は、
ひらり、と１枚、花びらを落とした…
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