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「何言って....」
「図星？」
「ち、違うっ」
そんなに動揺して、声を震わせたら
そうですって言ってるのと同じだよ、ヌナ。
「俺は誰かの代わり？」
「違うのっ」
決してけこんなことが言いたいわけじゃないのに。
責めたいわけじゃなかったのに。
一度口をついて出てしまったら
醜い感情が次から次から溢れ出てしまう。
「ジミニヒョンと同じように？」
Aの顔が凍りつく。
はっと気づいて
後悔したがもう遅かった。
「ヌナは最低な女だ....」
「....」
「でも、もっと最低なのは
俺が....俺が、そんな最低な女を
世界で一番好きってことだけど」
堪えきれなかった涙が
頬を伝って落ちていく。
泣き顔を見られたくなくて
そのまま目を瞑って顔を背けていると
Aの手の温もりを頬に感じて
その後に一瞬だけれど
確かに唇に感じた柔らかな感触。
え？
慌てて目を見開けば
涙を湛えた瞳のヌナと目が合う。
「....何、今の」
「グクのこと、
誰かの、代わりだなんて、思って、な....」
「ヌナ？」
「私は、グクのことっ....本当に」
声を詰まらせながら
もう一度、震えながら顔を近づけてくるAに
堪らなく胸が痛んで
思わず、その身体をぎゅっと強く抱きしめた。
「ごめっ、もういいよ、ほんとにごめんっ。
ごめんね、ヌナ」
充分だ、もう。
今はそれだけで。
「ヌナ、大丈夫だから。
酷いこと言ってごめん。
もう怖がらないで」
俺はその細く白い首筋に
そっと口付けた。
＊
「ん、ヌナっ、」
俺の脚の間に顔を埋めるヌナ。
ねぇ、ヌナはそんなことしないで。
本当はそう言いたいのに
あまりの気持ち良さにただ喘ぐことしか出来ず、ヌナの髪の毛をくしゃっと掴んだ。
ヌナの温かな咥内の中で
身体中の血液があっという間に中心に集まり
息が上がり、頭の中が痺れていく。
尖らせた舌先で先端を抉られ
「はっ、ん、ヌナ、っ、」
あまりの気持ち良さに
大きな声が出た。
このまま口に出して
ヌナを汚したい。
俺の欲でぐちゃぐちゃに汚して
その綺麗な顔を歪ませたい。
そんなドロドロした感情に支配され
慌てて頭を横に振った。
大事に、大切に、慈しみ、愛したいと
思えば思うほど
めちゃくちゃに壊してしまいたい衝動も生まれ出るのは何故なんだろう。
その綺麗な身体に激しく俺を刻みつけて
俺のこと以外考えられないようにしたい。
それは醜い俺の本音だった。
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jkvjirmhs(プロフ) - そうなのですね！ゆっくりで大丈夫です🥰楽しみにしています！ (2022年4月4日 18時) (
レス) id: 201e14c658 (このIDを非表示/違反報告)
雨音(プロフ) - jkvjirmhsさん» 嬉しいコメントありがとうございます。そんな風に言って頂けて感謝です。最近時間が取れずに更新出来ずに本当に申し訳ありません。時はかかると思いますが必ず終わらせる予定ではありますので気長に待って頂けたら嬉しいです(涙) (2022年4月4日 12時) (レス) id: b76ef0bfee (このIDを非表示/違反報告)
jkvjirmhs(プロフ) - はじめまして！とても面白くてつい一気に最後まで読み進めてしまいました、こちらの更新は予定されておりますか、？ (2022年3月31日 16時) (レス) @page40 id: 201e14c658 (このIDを非表示/違反報告)
雨音(プロフ) - kimkana618さん» 温かいお言葉有難うございます！そう言っていただけてほっとしています。なかなか更新できず申し訳ありません。最後まで楽しんで下さったらとても嬉しいです（(^^)） (2021年9月17日 17時) (レス) id: d11e495b89 (このIDを非表示/違反報告)
kimkana618(プロフ) - はじめまして。とても面白くて、いっきに読んでしまいました^ ^続きを楽しみにしてします！ (2021年9月9日 13時) (レス) id: 6421b72e6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：amane
| 作成日時：2021年6月14日 13時
