チョコレートケーキ（短編）

honey×honey-on summer 2(Kento) ページ39

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A「……ん、、っ」



やば。




A寝てんのについ夢中になりすぎた(笑)



俺の姫は、やっと、目が覚めたようで。



ちょっと、苦しそうで。








んんーって。


ばたばたと、暴れた。






うん、ちょっと俺。



今、自分の舌の危機を感じた。←



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健人「……A、」


今度は、起きてるAにキスしたから。



Aもそれに応えてくれて。






俺の顔を見て、Aはふにゃって笑った。






嬉しくなって、ぎゅうってAを抱き締めた。





ひんやりした部屋に、Aの体はあったかくて。




体温高くて、子どもみたいで、かわいい。






って言ったら、Aはマジで怒りそう(笑)




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A「けん、と、、くん……っ」


とろん、とした目でAは俺を見た。




健人「……病みつき？」



俺は蝶で、Aの蜜の、虜みたい。






A「……そう言うこと言わないでっ」




顔を赤くして言う。



かわいい。






健人「いや？ 俺がだよ？」



そう言って、両手で頬を優しく包み込んで。








今度は、Aの視線を捕まえた。




少し涙目のAは、ぱって目をそらして。





もー(笑)







健人「なに照れてんの(笑)」

A「……いじわる」




そう小さく言うのが、かわいくて。



ちゅってまた、軽くキスした。









健人「迎えにきたの」




俺はAを抱き上げて、お姫様抱っこで車まで向かった。



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**






海に着くと、もうすっかり明るくなった空で。



いい天気になりそう。







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さー、海だ！







って思ったんだけど。









あ。






Aをお姫様抱っこして車に乗せて、そのままここまで来たから、当然。





いつものAのハイヒールはない訳で。









Aはうーんって顔をして、砂浜を見ている。

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んー、けど、まぁ！







健人「いーじゃん！夏だし。
いくよ？ 裸足のシンデレラ」






俺がずっと、お姫様抱っこしてるからさ。









ね、いいでしょ？






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