Addicted 35 ページ35
「他に、何か言ってなかった?」
タップはあるにあに、声について聞きだしたが、あるにあは首を横に振った。
「いや、看守の親父さんは、他には何も言っていなかった。
・・・さっきの話に戻るけど、マシューがここまで石を所持していたというのは、ルトガーの言うとおり、細工を施した石を持ち込んで、混乱を起こす。
その混乱時に、マシューは1人だけ脱獄しようとしたんじゃないかな?」
「その混乱って・・・どうするつもりだったのかな?」
「多分、先程の暴動だったんじゃないのかな?」
「だけど、混乱を起こす前に、マシュー自身が犠牲になってしまった。」
「ええ。まさか、石を拾得した看守長によって吸血されるとは・・・本人も思っていなかったのでしょうね・・・。」
-あるにあ視点―
その後俺たちは色々と話していたが、今回の事件の黒幕は・・・今は亡きマシューだった事が分かった。
今回の件で被害を受けたのは、ここに収監されている多くの囚人と看守たち。
そして、この場にいる俺たち全員も、マシューの蒔いた種が原因で被害を受けてしまった。
特に、看守長であるジャンクが一番の被害者だけど・・・。
8人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
KAGE(プロフ) - スッゴク面白かったです!!ハラハラしながら読ませていただきました!! (2018年3月10日 20時) (レス) id: 1ffb47dc38 (このIDを非表示/違反報告)
松師匠 - すごく面白かったです!!話が予想以上に作り込まれていて…本当に良かったです!! 評価10押しておきますね!! 素晴らしい作品をありがとうございます (2017年12月12日 1時) (レス) id: 1531b34ca2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:cecilia | 作成日時:2016年8月28日 22時