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Addicted 15 ページ15

明かりがついていると分かったのかアムムムムはあるにあに話しかけた「あるにあさん、どうかした?眠れないのか?」
「んー。ちょっとな。俺もすぐ寝るから、アムすんは先に寝ててよ。」

アムムムムが寝たことを確認したあるにあは、音を立てずに1人で地下へと降りて行った。

再度地下に降りたあるにあは、迷わず医療棟に続く通路を進んで行った。

医療棟のすぐ下に着き、地上に続く梯子を登っていった。

誰もいないことを確認したあるにあは地上に足を付けた。

――ルトガーがいない。シモンズもさっき消灯の合図をしに房に来ていたし・・・。

明かりが消えた医療棟は静寂に包まれていた。

しかし、1部屋だけ明かりが点いていた。あるにあは音を立てないよう注意しながら部屋に近づき覗きこんだ。

中にはルトガーとジャンクがいた。

――看守?
あるにあは何故ここにジャンクがいるのか疑問に感じた。

ジャンクは金属製のボトルを持っていた。

時折、辛そうにそのボトルの中身を飲んでいた。

――薬でも飲んでるのか?

あるにあはボトルの中身はただの薬だと思い、タップの仮説は外れたと思っていた。が、その予想は一気に打ち壊された。

ジャンクが飲んでいたボトルから液体がこぼれた。

その液体を見てあるにあは青ざめ、数歩後ずさった。

液体の正体は血液だと知るとあるにあは足早にその場を離れた。

――看守の飲んでいた液体、あれは薬じゃない・・・。あれは・・・血だ。タップンの仮説は合っていたんだ・・・。

あるにあが去った後、ジャンクは零れてしまった血を見て思った。

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KAGE(プロフ) - スッゴク面白かったです!!ハラハラしながら読ませていただきました!! (2018年3月10日 20時) (レス) id: 1ffb47dc38 (このIDを非表示/違反報告)
松師匠 - すごく面白かったです!!話が予想以上に作り込まれていて…本当に良かったです!! 評価10押しておきますね!! 素晴らしい作品をありがとうございます (2017年12月12日 1時) (レス) id: 1531b34ca2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:cecilia | 作成日時:2016年8月28日 22時

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