Addicted 11 ページ11
食事の時間、4人はそれぞれ食事をしていたが、あるにあだけは口にしていなかった。
___シモンズとルトガーの話と言い、看守のあの赤い目といい、何か関係あるのか?
どれくらいの時間が経っただろうか・・・
いきなり声をかけられた
「あるにあ?どうした?全然食ってねぇじゃんか・・・」
ラムザとアムムムムだ。
「大丈夫。ちょっと、ルートについて考えていただけだから・・・。」
「なら良いが・・・あんま無理すんなよ?」
2人はそう言って再び食事を摂った。
_さっきのが気になって仕方ねぇな。
あるにあは頬杖をついて考えていた。
それはジャンクが来るまで続いた。
その後、房に戻って一時待機の後に刑務作業となり、作業部屋に向かった。
その日の作業は特に問題もなく進んだ。
作業が終わり、残すは就寝のみとなった。
作業棟の入り口から鍵の音が聞こえ、誰かが中に入ってきた。
入ってきた人物はジャンクではなく、シモンズだった。
疑問に感じたラムザはシモンズに聞いてみた。
「あれ?今日はシモンズなのか?」
「看守長は少し具合が悪いと言ってましたので、自分が代わりに来ました。」
シモンズは淡々と答えた。
「おいおい。大丈夫なのか?看守は・・・」
アムムムムは少し心配そうに聞いた。
「ええ、明日からは普通に仕事できるだろうと言っていましたし大丈夫ですよ。少し、働き過ぎだと・・・。さぁ、房に戻りましょうか。」
そう言いながらシモンズは鍵を開け、4人を房に戻すべく作業棟を後にした。
すっかり夜になっていた。
その日も、満月だった。
その満月の中を5人は房へと歩みを進める。
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KAGE(プロフ) - スッゴク面白かったです!!ハラハラしながら読ませていただきました!! (2018年3月10日 20時) (レス) id: 1ffb47dc38 (このIDを非表示/違反報告)
松師匠 - すごく面白かったです!!話が予想以上に作り込まれていて…本当に良かったです!! 評価10押しておきますね!! 素晴らしい作品をありがとうございます (2017年12月12日 1時) (レス) id: 1531b34ca2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:cecilia | 作成日時:2016年8月28日 22時