２０回。 ページ21
なんだかんだ理由つけて家に連れてきてしまったのは
────ほっとけなかったから。
それ以上でも以下でもなくて…
けして邪な気持ちなんてなかった！
…たぶん。
あんな精神状態の人を１人にしたら…なんて考えたら少し怖くなった。
ってことにしといて？
家中の酒という酒全てを机の上に並べて
なんとなく買っといた乾き物のつまみになりそうなものを袋のままボンっと机に広げた。
「ささっ！のものも！明日は午前中休みだし！」
そう言ってすすめると
最初は遠慮がちに飲み始める。
でも、そんなんは最初だけ。
ある程度アルコールが入って饒舌になったAさんは、浮気旦那への愚痴をこぼし始める。
「ぜーいんハタチそこそこの子たちなのよ？おばさんで悪かったなぁぁ！」
「大した稼ぎじゃないくせに家事やらないやつだよ？何がいいんだか(笑)」
「仕事してないヒモやろーー！」
いっぱい、愚痴って
「前はいいやつだったんだよ？」
そう言って、今度は少しの惚気。
「なんて言うか、割と紳士だったの。」
「道路歩いてると、車道側歩いてたはずなのに気付いたら内側歩いてたの！イリュージョン(笑)」
「記念日の度にサプライズしてくれてさ、花プレゼントしてもらって、家中花だらけになったことあるんだ(笑)」
愚痴ってるときより、惚気始めたらお酒飲むスピードが上がる。
「えっと、Aさん？そろそろ止めといたら？」
「なによ！好きなだけ飲んでいいんじゃないの？！」
「あっ…はい…」
「わかればいいのよ。わかれば！ほらっ！雅紀くんももっと飲むの！」
やっと空になったコップに、なみなみと注がれた日本酒のロック。
何杯目から水で割らなくなったんだっけ？なんて思いながらもAさんのついでくれた日本酒を口にする。
時計の針は、てっぺんをとっくに通り過ぎ、昼間だったらおやつの時間だ。
そんなときに、彼女の異変が訪れた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 156人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
村上雅紀 - きましたよ〜 まぁくん優しい！ けど旦那が浮気しているみたいって聞いてチャンス！って思ってたりするのかな？ 続きが楽しみ！頑張って！ (2014年12月27日 15時) (
レス) id: 1606e278f5 (このIDを非表示/違反報告)
まどか - 楽しみにしてマース←酷いな(笑) (2014年12月24日 14時) (レス) id: 3637ba9d24 (このIDを非表示/違反報告)
カリン(プロフ) - まどかさん» ありがとうございまーす！櫻井さん…誕生日近すぎるよ…(笑) (2014年12月24日 0時) (レス) id: c04c1c6d9e (このIDを非表示/違反報告)
まどか - 見に来ました〜 まぁくんの誕生日企画かぁ・・・ あと翔ちゃんだけで制覇されますね(笑) (2014年12月23日 10時) (レス) id: 3637ba9d24 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：カリン
| 作成日時：2014年12月23日 2時
