第51話 ページ4
モヤモヤした気持ちを抱えながら道路をカイくんと私の2人で歩く。
「今日、先生来なかったなあ…何かあったのかな?」
「……さぁ…」
先生、という言葉につい反応してしまう。
「あのさ。」
「…うん?」
「あの先生の事は好きになっちゃいけないよ。」
好き。
そんな感情ではないはずだ。
何しろ私と先生は、年齢もたっている舞台もかけ離れすぎている。
「…何で?」
けれど、それでも先生のことを知りたくて。
好奇心や優しさが罪になることを昨日知ったばかりだったというのに、気づけば私はそんな事を聞いてしまっていた。
「―――…人を殺したんだって。」
「え?」
車が走る音も、人が喋る声も、すべてがシャットアウトされる。
ただ、カイくんの言葉だけが耳の中でこだましていた。
「その人の、名前は…?」
聞いてはいけない。
分かっているのに。
踏み込んじゃいけない。
それも知ってるのに。
更に先生の中に入ろうとした私は罰当たりだったかもしれない。
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れんか - とても面白くドキドキしています作品の続きが読みたいです (2016年10月15日 18時) (レス) id: e38c159655 (このIDを非表示/違反報告)
なも - すごくおもしろいです!! 続きが気になります!! 頑張ってください! (2014年12月28日 16時) (レス) id: 8f601593ee (このIDを非表示/違反報告)
まゆら(プロフ) - とっても楽しく見させていただいてます!!つづきが楽しみです(*´ω`*) (2014年10月13日 18時) (レス) id: a0654c54b3 (このIDを非表示/違反報告)
妄想少女M - 私アキラさん大好きです!アキラさんの行動ドキドキしました!これからも頑張ってください! (2014年9月1日 19時) (レス) id: 5a8f6227c1 (このIDを非表示/違反報告)
夏輝(プロフ) - そうですね、そんなコメントが届かないように気を付けたいと思いますf(^^;) (2014年8月20日 6時) (携帯から) (レス) id: 4e2cee0af4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まっしゅぽてと | 作成日時:2014年8月19日 20時