絶対魔王の俺が転生してみたら思いの外この世界ダルかった (ページ5)

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転生ライフ3 ページ5

「そうだろうと思って、これですこれェ！！ヘアバンド！」

『あ、うん。おう。あり、がとな』

尻尾と耳が見える……これだけ見れば年相応に見えるかもしれないな、あはははは

ヘアバンドを受け取り頭につけると証は隠れて全く見えなくなった。なんでもこのヘアバンドに魔法をかけていて、例え透視魔法を使っても見えないんだとか。そして俺の魔力を抑えられるんだとか

有能バルドライオンすげぇ

＊＊＊

それからは両親に呆れながらも俺はすくすく育っていき、ついに15歳。

大したイベントもなく……………いやあった。10歳の時に貴族の子供はどれほど魔力があるのかとかを測る会的なやつあった。

もちろん俺とバルドも参加、結果測定不能。水晶玉を使ってどれほど光るかで魔力が分かるらしいが俺とバルドはその水晶玉をぶっ壊してしまったのだ

悪いと思っている。

「アビスも魔法学院に入学する時が来たのね…！」

「今まで色々あったなぁ…」

『主にお前らが色々しただけだがな』

「アビス〜！人間共にアビスの力を見せつけてやりァしょう！」

『いやそれはめんどくさいんで却下』

「ついにギャンブルが出来るってのにつれませんねェ」

『黙れギャンブラー』

「辛辣！！」と目を抑えるバルドを無視して家から出る。俺の知り合いにあんなやつはいない

魔法学院は家からそう遠くない。歩いて行ける距離だが久しぶりに羽でも出そうか？それともドラゴン？ちなみに周りは箒という貧相な乗り物に乗っている

あんな木に乗るなんて座り心地が悪いだろうに

『早くしないと本当に置いていくぞバルド』

「あっちょっそれは勘弁してくだしァ！！」

『お前はドラゴンと羽どっちがいいと思う？』

「いやそこは普通に箒で行きやしょうよォ……目立ちますよォ？」

『あんな乗り心地の悪いものに乗るなんて人間は頭がおかしい』

「アビスは移動の際ドラゴン使ってましたからねェ…ドラゴンに乗るなんて王家くらいでしょうにィ」

『王家…？魔王の真似事か、気にくわねぇな』

「この国の王様ァ！！！！！！！」

王様=魔王の真似事

魔王の真似事=俺に喧嘩を売っている

消し炭にしてくれるわ。覚悟しとけ王とやら。再び魔王国家は復活する、魔王の始祖であるこの俺がきたことによってな